熱量測定と熱分析について、測定原理から応用まで幅広い分野を扱った定評あるハンドブックの改訂増補版。今回の改訂では、新規の測定事例を101件掲載。なかでも近年需要の高まっているバイオ系分野の項目を充実させた。収載した事例により、現代的な熱量測定・熱分析で何ができるのかを俯瞰できるだけでなく、実験法・解析法の課題を解決するための貴重なヒントが得られる。初学者には基礎から実験まで具体的なイメージをもてる入門書として、現場で日々研究開発や分析実務に携わる方々には座右の書として役立てていただきたい。
本書では、なるべく基本的な題材を取上げ、その内容を最後まで省略しないで解説する。また図や写真を多く用いて視覚に訴え、イメージがよく読者に伝わるように努めた。
総合電気工学の立場から、学習的要素と現場活用要素の結合を特徴づけ、斬新な内容構成でまとめている「電気工学ポケットブック(第4版)」の縮小版です。
本書は、プラスチックの成形加工に携わる多くの技術者、研究者が、日常的な生産や研究の場において、実際に必要とする各種の技術資料や実務データなどを、使いやすい形に整理、編纂したデータブックである。内容的には、昭和63年3月に初版を刊行し、すでに絶版となっている日本塑性加工学会編「プラスチック成形加工データブック」の内容を、新しい知見やデータ・情報などを導入して再整理し、同編「プラスチック成形加工データブック」第2版として編集した。
生薬を単独で、または組み合わせて使用する手引きです。方剤に変化をつけて応用するときも、本書があれば安心です。臨床知識の集大成であり、医療に漢方をとり入れる際の入門テキストとしても有効。
本書は乱流、非定常流れ、自由表面のある流れ、溶融・凝固、物質移動を伴う流れなど現実の技術的課題として遭遇する熱流体現象について、その支配方程式、計算方法を平易かつ具体的に解説したものである。数値計算法ではMAC法、SIMPLE法といった最新の手法を採用しており、これらの修得にも最適の書となっている。また、付属フロッピーディスクに収められた計算プログラムは実践的見地より組まれたものであり、現象の把握および実際的な技術的解決に十分有効であろう。
ヨッロッパ技工界のインレー適合のオーソリティーSchmidtのメタルインレー製作法集大成。歯型の製作からワックス操作、埋没材の混水・温度管理、鋳造体の研磨まで。良好な適合の補綴物を製作するためのエッセンスを示す。
新世紀のキャストパーシャルは、単にメカニカルな面のみではなく、Bio(生物的、生命・生体の)、Biological(生物学的)歯科技工学として、欠損補綴を考えなければならない。そこで本書では、技術書は実際に役に立ってこそ価値(バリュー)があるという観点に立脚し、Gold-platinum alloyによる一連のシステムを、総合的にT.K.M.(Tetsu Kawashima Method)として開発、提案している。
本書は、火に携わる方々、とくに火の性能を固形化したともいえる火薬類と向かい合うとき、いかに正しく向かい合い、いかに理解して火薬類と対話していくかを目的に執筆したものである。
漢薬の学習には、困難さを伴う。その原因として、常用だけでも約150種以上という漢薬の多さ、独特の東洋医学用語の難解さ、理解しやすい漢薬学書の少なさなどがあげられよう。本書はこれらの原因を克服すべく書き記した漢薬の入門書であり、臨床の場ですぐに役立つ実践書である。
物理、有機化学、数学、生物を1年間学んだことのある学部後期以降の学生に、生物物理化学を学ぶための系統的な手法を提供する一冊。