電磁波(電波と光)を用いた地球環境計測技術の基礎ならびにそれを用いた地球環境計測の応用例を紹介することを目的とする書。取り扱う観測対象は、主に地球を包み込む大気圏内の諸現象、地球表面の環境および大陸氷床内部の環境であり、これらを観測対象とした電磁波を用いたリモートセンシング(遠隔計測)技術について解説する。
本書では、テキストシリーズ第4巻までの材料および加工プロセスの基礎を踏まえた上で、個別成形加工技術の過去、現在、未来について、(1)開発の経緯とこれまでの発展過程、(2)技術の現状、(3)技術的課題と将来につながる萌芽的な技術、以上の3つに分けて述べる。すなわち、(1)ではその技術がどのような背景から開発され、どのような時代のニーズの中で何を技術的課題として発展してきたかを説明し、(2)では、その結果として現在どのような加工技術となっているかについて、最も基本となる事例を通して具体的に述べることとした。さらに、こうした技術の到達点と課題から、(3)では今後はどのような方向に技術が発展するかの技術動向についてベクトルを明示し、その事例としての萌芽的な加工技術のいくつかを紹介する。
換気測定法の概要紹介と共に夏期の空気・熱環境改善に有用なパッシブ換気の一つとして熱対流型換気の活用を提案する一冊。
本書は、検疫業務に携わる方々のために、簡便かつ実用的であることを旨とし、法はもとより政・省令、告示、通知に至るまで体系的に編集した。
この分野における世界的なパイオニアによる研究書。弾性理論などの基礎理論をもとに、数学的に厳密に理論を組み立てる点に特色がある。
約20年にわたり読まれ続けた教科書の全面改訂版!基礎から最先端の機能材料まで充実した内容のテキスト!結晶構造が大幅に追加され、合成・製造方法に関する章を新設。複雑な相図もていねいに解説。理解を深めるカラーの図版。
2005年、KaneとMeleにより理論的に提唱されたトポロジカル絶縁体は、理論と実験の両面から広く注目され、爆発的な発展を遂げている。本書の目的はトポロジカル絶縁体およびトポロジカル超伝導体の理論について解説し、読者を物性物理学の最先端へ連れていくことである。量子力学とトポロジーに関する初等的な説明からはじまり、トポロジカル絶縁体・超伝導体を導入し、その理論の基礎を固める。そして、Weyl半金属や、トポロジカル電磁応答、トポロジカル超伝導体のMajoranaモードなどの第一線の物性物理学の研究を丁寧に解説する。
「地方創生」が謳われて久しいがいまだその成果は明確でなく、むしろ東京一極集中を促進しかねない状況ともいえる。著者はこれまで、地方自治体で試みられているエネルギー事業ついて、その実践データを基に分析し、自治体の目標に合わせた形で、発電事業、熱供給事業、電力小売事業等における、地域経済効果(地域付加価値)のシミュレーションを行ってきた。地域に賦存する自然資源をいかに活用し、それがどれくらい地域の環境・経済に貢献し、持続可能な地域経済の発展につながるのか*