「熱測定」は、物質の静的状態、動的状態、状態の安定性、状態変化、状態の安定化、状態の制御、相転移、組成変化、物質中の輸送現象、新物質の創製、ナノテクノロジーの基礎と応用研究において、重要な役割を果たしている。本書ではそれぞれの分野の碩学のご協力を得て、第1章では熱分析、第2章では熱物性、第3章ではナノ材料および界面の熱物性について著してある。第2章の熱物性には広く熱量測定が含まれている。
著者が携わった多数の腐食事例を通じて体得した知見を集約し、空気調和設備設計者・施工技術者のために、いかにすれば腐食事故を防げるかを解説。絶縁継手内ジャンプ電流、密閉循環水配管の孔食係数、蒸気還水管の寿命など、著者独自の成果も盛られている。
DNAナノエンジニアリングについて、その定義と基礎から最先端の研究までを取り上げて解説する。
1999年2月末日現在における、鉄鋼関連の主なJIS(日本工業規格)のうち、棒・形・板・帯、鋼管、線・二次製品に関する規格を抜粋したもの。1999年版。
本書は、全体として古典的化学工学の体系に従いながら、分子化学工学への展望も持って、化学工学の基礎を物理化学の見方で述べる。
本問題集には出題される項目しか掲載されておりません。加えて、出題される問題形式・解答形式にもこだわっています。いくら出題される項目を知っていたところで、それを出題される問題形式・解答形式のかたちをとった問題で解く練習をしなければ、せっかくの知識を得点に結び付けることができずに合格はできないからです。解説は問題を解くのに最低限必要な分量にとどめています。しかし、その解答は的確なものです。
本問題集は過去に出題された問題(過去問)を徹底的に分析したうえで構成しています。頻出項目をランク付けし、その項目別に出題頻度、難易度、そして、出題可能性を示しました。これらを学習指針データベースとして項目(テーマ)ごとに一目瞭然にわかるように配置しています。
分離・精製のための装置は主に平衡条件にもとづいて設計され、操作される。分離・精製の装置は完全に平衡状態で運転されるわけではないが、平衡にない場合でも、基準とすべき平衡状態を知ることはきわめて重要である。したがって、分離・精製を必要とする分野では、相平衡の学習が必須である。本書は、これまでに発表された相平衡の理論と計算法から最重要なものを選択し、歴史的背景を踏まえつつ詳細に解説している。また、各理論と計算法を実際の分離装置の適正な設計に活かすために、相平衡の計算例を示した。本書は、分離や精製に従事する全ての技術者・研究者に必要であるが、特に石油精製工業をはじめとする化学工業の諸分野、環境分野などで分離技術に携わる技術者、ならびに化学工学熱力学の研究者・大学院生にとって必読の書である。
独自の切り口で、物性の世界にせまる。「色」「強さ」「電磁気」「熱」のトピックを通して解き明かす。