十余年に及ぶ調査による本格的な温度計史。江戸初期から明治末期までの膨大な資料から気圧計などに触れつつ温度計の渡来や定着を解き明かす。図版多数。
「根付」は、印籠や煙草入れ、提物などを腰につけるのに、すべり止めとして用いられた日本独特の工芸品。江戸文化の爛熟期に浮世絵とともに隆盛を誇り、和服を着る機会が少なくなった現代もなお、豊かな芸術性が凝縮された「掌上のアート」として愛されています。本書は、「現代根付」の草分け的存在である著者が「福雀」「お福面」「うさぎ」「猩々」「白鳥」の5作例を掲げ、根付彫刻の技法と手順を分かりやすく紹介するものです。増補頁では、著者の近作約50点をカラーで収録しました。
名著待望の改訂版!!内燃機関の基礎理論、燃料、潤滑油、性能、各部の詳細、軸系、補機、故障の原因と処置など、ディーゼル機関の全てを解説した定番書。この度、新たな著者の協力を得て、内容の見直しと更新を行いました。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集、バガテル、他
ピート・クイケン(ピアノ/トムキッソン1808&スタインウェイ2008)
【収録情報】
Disc1
ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 op.13『悲愴』
2. 2つのロンド ハ長調 op.51
3. ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ短調 op.78『テレーズ』
4. ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110
5. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 op.13『悲愴』〜第2楽章
6. ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110〜第1楽章
Disc2
7. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 op.57『熱情』
8. アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57
9. 11のバガテル op.119
10. ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111
11. 11のバガテル op.119〜第1曲
12. 11のバガテル op.119〜第11曲
ピート・クイケン(ピアノ)
使用楽器:
ロンドンのトムキッソン、1808年製作によるオリジナル楽器(1-4、11,12)
ハンブルク・スタインウェイ、2008年製作による現代楽器(5-10)
録音時期:2017年3月15,16日(1-4,11,12) 2012年1月(5-10)
録音場所:ブリュッセル王立音楽院大ホール(1-4,11,12) アントワープ、デシンゲル(5-10)
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ:1-4,11,12 セッション:5-10)
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熱力学・統計力学が物理学、いやもっと広く多くの分野の基礎に占める役割の重要さは、今も全く変っていないと考えられる。学問の進展に合わせての改訂はもとより必要であるが基本的なところでの理解、習熟を目的とする本書ではそれはあまり強く要求されない。一方、度重なる増刷のために原版の歪みも限界に近いので、今回、組方の刷新、活字の大きさの調整などを主として修訂版が刊行されることになった。僅かながら残っていた誤りの訂正はもとより、全体を再検討し、記述が荒削り過ぎたところ、読みやすさに対する配慮が足りなかった点などの修正を行った。
エネルギーの大量消費により、資源の枯渇のみならず、地球環境の破壊が憂慮される今日、私たちは省エネルギーに努めること、クリーンなエネルギーへの転換を進めることが求められている。たとえば油を燃焼して水を加熱し、水蒸気を得て蒸気タービンを回し電力を得る。これらのエネルギー変換過程で、エネルギーの総量は保存されるが、種々のエネルギー損失は“エクセルギー”の損失として計量される。省エネルギーとは、本書の主題“エクセルギー”の損失を低減させることを意味するのである。エクセルギーとは何か?、その計算は?、どのような化学反応を利用すれば省エネルギーシステムが生み出されるのか?、などが本書で紹介されている。
接着科学はエンジニアリングの面だけでなく、物理や化学も包含するマルチディシプリナリーな分野である。本書は、分野の広い見方を、首尾一貫したスタイルで述べたものである。各節や章は、入門書レベルからスタートして、その主題分野を簡単に概観することから始め、より詳細な知見が得られるところまで記述している。また、各節は測定はどのように行なわれるか、表面はいかに修飾されるか、よい結果を得るために、接着剤をどのように配合すればよいかといった役に立つ実際的な示唆も含んでいる。