日本熱処理技術協会は、1960年に創設され、「限りある資源を大切に、材料を活かして地球環境に優しい熱処理」「熱処理する立場から熱処理品を使う立場までを考えた熱処理」を念頭に、機械部品の熱処理の基礎・応用から最先端までの研究・調査・教育・国際交流などの活動を行っています。「熱処理ガイドブック」は、この理念をもとに各種セミナーで幅広く利用されてきました。今後もご愛用頂くために、時代の変化や改正された規格を考慮して細部を見直しました。ぜひご活用下さい。
航空機から自動車、ロボット、電子機器まで、現代では必須となった機械や装置をつくるために「機械材料学」は必須の学問である。機械材料に求められる要求はより高度になり、鉄鋼を中心とした金属材料のみではなく、高分子材料、無機材料、複合材料を学ぶことが求められている。そこで本書は、これからの学習者にとって最良の教科書となるよう、新しい知見を取り入れながら執筆された。前半で機械材料の基礎事項を理解し、後半で各種材料に特有な性質とそのメカニズムを学ぶことができるよう構成、加えて第2版では材料の腐食と防食に関する内容を追加。
クラウディオ・アラウの継承者シリル・ユヴェ。
3台のフォルテピアノによるベートーヴェンのソナタ集!
師である20世紀を代表する巨匠クラウディオ・アラウから「最も優秀な(自身の)継承者」を称され、20世紀ハンガリーのヴィルトゥオーゾ、ジョルジュ・シフラからも薫陶を受けたフランスの名ピアニスト、シリル・ユヴェ。現在のフランスにおけるピリオド・ピアノ(歴史的ピアノ)のスペシャリストとしても高名なシリル・ユヴェが、新型コロナウイルスが本格的に全世界へと拡大を見せていた2020年2月、その混乱の中でもベートーヴェン・イヤーを祝うためにオランダのスタジオ・エドウィン・ベウンクへと向かい、貴重なオリジナルのフォルテピアノを弾き分けてレコーディングを行ったベートーヴェンのピアノ・ソナタ集(『テンペスト』のみ2019年11月の録音)。
ベートーヴェンの存命当時に製作されたと伝わるマティアス・ミュラー、ヨハンネス・シャンツ、そしてコンラート・グラーフによる3台のフォルテピアノ。約200年という長き年月の中で熟成された銘器たちの音色とベートーヴェンの音楽をシリル・ユヴェがブレンド。ベートーヴェンが思い描いた音色とその息吹を感じることの出来る、ベートーヴェン・イヤーに相応しい要注目の「ソナタ集」の登場です!(輸入元情報)
【収録情報】
ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』
2. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
3. ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
4. ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
5. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57『熱情』
シリル・ユヴェ(フォルテピアノ)
使用楽器:
マティアス・ミュラー1810年頃製作(1,2)
ヨハンネス・シャンツ1818年頃製(3)
コンラート・グラーフ1827年頃製作(4,5)
録音時期:2020年2月20-23日(1,2,4,5) 2019年11月17-19日(3)
録音場所:オランダ、エンスヘデ、スタジオ・エドウィン・ベウンク(1,2,4,5) フランス、シャテルロー、ブロサック劇場(3)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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30年ほど前、最初のコンピューターが導入されて以来、コンピューター化学は長足の進歩をとげてきた。その成果は、量子力学計算の化学への応用では顕著に現われていて、多くの成書をまとめられている。しかし、分子構造やエネルギーのもう1つの計算法である“分子力学”あるいは“力場”法として知られる経験的方法については、これまでまとめられたことがなかった。前半では、分子力学計算の基本原理と応用について、総説などで述べられているよりもさらに詳しく解説した。自分で計算を行なう人は、じっくり読むことをすすめたい。また後半では、この計算法の適用範囲や有用性の限界を個々の分子について明らかにした。計算結果だけを利用したいと考えている人には役に立つであろう。
本書は、エンジンや機械部品で、耐熱、超硬質、高靭性などで期待される構造系のセラミクスの種類、性能、測定と評価について、実用する立場にたって解説した成書です。
「生命科学のための」という目的に適応するために溶液論・分光学に力をおいていることと、まず熱力学の基礎を理解してのち平衡論・反応論へ進み、構造論に至るという構成になっていることが、本書の特徴である。さらに、なるべく数式を振り回さないで物理化学の原理と概念をわかりやすく解説していること、生命科学に関連する具体例や問題が豊富にとりあげられている等、初学者でも十分理解できるよう配慮されている。
本書では、熱力学における最も重要な概念であるエントロピーをできるだけ分かりやすく導入するとともに、複雑な熱力学的系である多成分多相系、特に浸透圧などの問題への応用にまで説き及んでいる。
現在、種々の環境問題が熱くなっている。この中でも特に地球環境は重要な部門であり、問題視されている。また、環境に関しての出版物も近年に至り多く見うけられる。しかしながら大気環境を記述した出版物も比較的多くあるとはいえ、考えてみると、最も一般的な、かつ基礎的な大気の環境科学について、独立した解説書は少ない。そこで、本書では環境に密接に関連する気象学、特に大気についてある程度詳しく解説した後で、それを基礎として地球環境、特に大気の環境問題について解説した。
四訂版で特に留意した点は以下のことである。学問、技術の進展に合わせ、極力最新の知見をもり込む。法規、規格などの改訂に合わせ、整合化をはかる。単位はSIとする。
生物系、物理系、環境系、工学系、農学系の分野で横断的・体系的に環境を扱った画期的なテキスト。