本書は、工学系高学年の大学学部学生および大学院修士課程までを主な対象とした教科書として執筆されたもので、より高度な知識を得る上での手引きとなるよう配慮した。
本書は、基本的な化学的・物理的原理を中心に説明するだけではなく、数多くの分析法の新しい側面を積極的に取り入れ、現代の分析化学の理論と実際の全体像を把握できるようになっている。つまり、実際に、分析業務において必要なそれぞれの方法に取り組むのに必要な知識を網羅している。
熱帯アメリカに広く分布するパイナップル科の植物の1属であるティランジアのハンドブック。カラー写真でその美しさを紹介。
本書は「乱流のクロージャ問題」を解析するために必要な手法をわかりやすく紹介することによって、初心者が乱流を学ぶときに最初に直面する「クロージャ問題」を解決することを目指している。
粉末を焼き固める、というのがセラミックの語源である。約50年前の代表的なセラミック製品といえば、陶器や煉瓦などのやきものを指していた。その後、工業的に高い技術に裏付けられた製品のニーズが増え、技術という意味を含むセラミックスという言葉が使われるようになった。古典的技法から科学的方法論を駆使する学問への脱皮である。このような材料科学的な革新の時を経て新しい衣を纒ったが、まだ、発展途上にあり、高温超電導体の発見のように、何が出てくるかわからない魅力的な分野である。本書も、「セラミックスの特性を如何に予測するか」、という新しい視点から執筆されており、学生および技術者を始め、材料研究に携わる方々にも広く薦めたい。
本書は“ムーア基礎物理化学(上・下)”の章末の問題583題の解き方を示したものです。
本書では、まず水素そのものについて基礎知識をやや詳しく述べた後に、金属ー水素系の物性と応用を幅広く説明する。全体にわたり、材料としての応用を念頭に置きながら、その基礎となる物性を理解してもらえるように解説している。
93年度に8年計画でスタートした「広域エネルギー利用ネットワークプロジェクト」(エコ・エネ都市プロジェクト)は、都市および周辺産業施設を対象としたエネルギー回収・変換、輸送・貯蔵、供給・利用等の各分野における技術課題のブレークスルーを達成するとともに、エネルギー利用効率および環境適合性を大幅に高めた都市社会の構築をめざしたプロジェクトである。本書では、これまでに蓄積された「エコ・エネ都市プロジェクト」の研究開発成果をまとめた。
本書は、機械加工に関する基本的な事項を体系的にできるだけわかりやすく、また幅広く記述し、大学、工業高専の機械系学生、またこれから機械加工法を勉強しようとする人、あるいは機械加工に従事しようとする人に対する教科書または参考書として使用されることを目指した。
超巨大科学と超微細科学、ダーウィニズムと構造主義生物学がぶつかりあう科学の最先端に見え隠れする究極の原理!複雑系としての生命は偶然現われたのか?ダーウィン主義者と、コンピュータ科学者・物理学者・数学者・遺伝生物学者との熾烈な戦い…科学と哲学の途方もなく重要な主題をスリリングに展開する。
中緯度帯の天気・天候に関わる気象現象を理解するための数式と数値の本。なお、大気大循環、ブロッキング現象、長期変動、大気乱流、降水物理などについてはあえて触れていない。
エンジニアに必須の、基礎知識を満載!幅広く学ぶことで、真の実力が身につく。
本書は、農業地水学から環境地水学へと発展の道をたどってきた地水学を筆者の目から総括し、21世紀へもちこもうとのもくろみで書かれたもので、「地水とは何か」から始まり、これから何を明らかにしようとしているのかを書いた。
本書は、機能性フィラーの開発技術について詳細に書かれた本である。21世紀の産業を支える素材として期待されるので参考としていただきたい。
本書は、物性物理、固定物理、凝縮系物理、物質科学、材料科学など様々な呼び名で呼ばれている分野で議論されている物質の性質のうち、基本的でしかも低温のふるまいに絞って、理学系大学の学部高学年あるいは大学院向けの入門的教科書としてまとめたものである。低温の物性物理のエッセンスが十分に盛り込まれている。
本書は、微分方程式の「理論」と現実世界への「応用」を、具体的な例と豊富な練習問題を用いて、初学者向けに紹介した入門的教科書である。この下巻では、上巻からさらに進んで、様々な微分方程式の解法を紹介している。まず最初に、線形代数学を述べ、それを用いて連立微分方程式を解く。続く第4章では、安定性の問題を中心に定性理論を概観する。第5章ではフーリエ級数等による偏微分方程式の解法を学び、最終章では、ステュルムーリウヴィル問題を扱う。
本書は学部上級学生または大学院生に、数値解析に対する関数解析からの数学的基礎を半期の講義において提供することを目的として書かれている。