本書は、原型炉から実証炉の段階に開発が進展している高速炉について、これまでの各国における技術開発成果をもとに、今後の開発に役立てるために、高速炉技術に関する基本的、基礎的事項をまとめたものである。
現地物理学全体を九章に分け、より先端的な分野から基礎分野へと配置。各章それぞれ独立に読み進むことができる。それぞれの分野の第一線で活躍中の研究者が鋭意執筆。索引を利用すれば用語辞典としても使える。物理学の発展に寄与した人物紹介のコラム付き。
科学とは、科学者のあるべき姿とは?常に時代の先端にたって現代科学を切り開いてきた著者が綴る回想と提言の数々。
本書は、核融合炉の構造設計の基礎を学ぶための入門的参考書として著されたものである。初めに、核融合炉の基本事項、固体力学・有限要素法・破壊力学の基礎的内容を平易に説明する。次に、熱に起因する構造工学問題、構造設計基準の基礎事項を述べ、最後に、核融合炉の構造設計で実際に問題となっている、ディスラプション時の熱負荷、ダイバータ板の構造設計についても解説する。
物理の法則につきものの「定数」は、その発見と探究の過程で、さまざまな新しい知見を物理の世界にもたらした。本書では、物理を学ぶときによくでてくる12の物理定数をとりあげて、それぞれの定数が最初にどのようにして生まれてきたか、代表的測定実験はどんなものがあって、現在の状況はどうなっているのかなど、定数にまつわる話を試みている。
電池を科学の目で見るとなにが見えてくるだろうか。また、先進技術は電池をどう進化させているか。乾電池から最新のイオン電池まで電池の秘密が見えてくる。
“理解する”熱力学から“使える”熱力学へ。多彩な応用問題につながる基本的良問のみを厳選。その解答にいたる道筋を懇切丁寧に(自分の手で計算する必要がないほどに)説明する。画期的な“読む”演習書。
本書は、主に大学の2-4年の理工系学生を対象として、偏微分方程式に関する常識的な事項を一通り提供することを目的として書かれている。
本書は、複雑な計算式の代わりにオールカラーの写真や精密なイラストを用いて、物理の基本をわかりやすく解説する入門書です。さあ、ページを開いて、物理の世界をのぞいてみましょう!物質や現象の名前は、すべて日本語・英語の両方で表記。300点を超える美しい写真や模型などは、すべてオリジナル。複雑な計算式の代わりに、カラー写真とイラストでわかりやすく解説。力、エネルギーから、波、光、電磁気、原子まで、物理の基本を網羅。3000近い名称は、見開き頁ごとの和英索引と充実した英語索引で、すべて引ける。
本書は、一方では熱力学の歴史的なあゆみを追いながら、他方で分子運動論を主体とする微視的な考察を間に入れ、現代の読者に最もよく、かつ早く熱力学の本質を理解させることにつとめた。
熱電変換に関するA.Ioffeの理論は熱収支の観点から導出したマクロ的で現象論的なものであり、熱電半導体中の温度分布が解析されておらず、実際の作成モジュール特性と一致しない。これを解決するには、ミクロ的な立場から熱電半導体中の電子の挙動を解析する必要がある。本書は、ボルツマン輸送方程式を解いて電流および熱流に関する方程式を導出、さらにこれを利用して熱電半導体中の温度分布に関する微分方程式を導出し、熱と電気に加えて磁気も考慮することにより、熱電磁現象を解析したものである。