散文・小説・詩・ドローイング・写真…ルナシーのヴォーカリストであり作詞者でもあるRYUICHIが本名・河村隆一の名で試みた文学とヴィジュアルとの新たなる表現による一冊。幻想と回顧、愛と憎しみ、〈ミライ〉と〈ミチ〉という二つの至純な魂が交錯するストーリー。LUNA SEAのRYUICHIが挑んだ新表現。
難しくて、つらいと思うことも、これなら、わかると言えることへわずかの疑問も残さない「明快」な教科書の誕生。
初学者に向けて、熱伝導、熱伝達、熱放射についてやさしく解説。とくに熱伝導については、応用上重要な個別の問題も取り上げる。
本書ではエントロピー論を用いて経済学批判をおこなった。エントロピーとは熱力学の概念で、経済活動でもたらされる物質やエネルギーの劣化の指標として経済学は利用できる。常識で考えれば有限な地球の上で経済が無限に成長することなどありえなった。持続的な経済社会の建設に向けてまず必要なことは、経済学者が論じる「成長」が非科学的な産物であることを証明することであり、本書ではその証明に全力を注いだ。
パソコンが企業や家庭の隅々にまで普及し、またそれらを結ぶ通信ネットワークが急速に拡大している現在、さまざまな情報を守る「セキュリティ」が重要な役割を担っている。本書は「情報セキュリティ」についての専門的な知識や経験のないパソコンユーザーにも、その意味・方法が容易に理解できるように、身近な問題を中心に解説した。
本書は、化学熱力学と反応速度論を中心にして、物理化学の基礎原理と、その金属化学への応用を解説したものである。
太陽に背を向けた生物たち。口も消化管も持たず、細菌を細胞内共生させることで生命維持に必要な有機物を得るチューブワームなど、光合成に訣別した別世界の住人を臨場感溢れる筆致で描く。
本書は、学部レベルの内容を単に高度にするという形はとらず、高分子の基礎を一通り学んだ人が、研究を進めていく過程でぶつかる問題に基礎から答えていくという形で編集した。
熱力学の第二法則はすばらしい。そしてまた不思議な法則である。生物科学や社会科学などでもっとも引用されることが多い物理法則でもある。それはいわゆる“時間の向き”や“宇宙の終末”にも関係するし、分析的で還元的と思われがちな科学のなかにも大きくちがった立場があることを示している。本書では巨視的な熱力学にとどまらずに、原子論的な知識も活用しながら統計熱力学に近い立場で熱現象を扱う。
本書は1981〜1997年度化学系大学院の入試問題のうち物理化学に関するものを集めて解答を付けたものである。大学院入試の現実が色濃く反映されたものになっており、“大学院に入学して研究室で実験研究を行う学生諸君には是非ともこれだけは習得しておいてもらいたい。”という出題者の要望も知ることができる。
本書の1章は序論で、気象の理解のために、なぜ物理学的な思考が必要かを述べます。特に、1・4節では具体的な例として6枚一組の天気図を示します。2章では、気象の基礎を学ぶときに、よく使用される数式と記号について説明します。3章、4章では、高校と大学教養課程の物理の教科書の内容を気象への応用を考慮して復習したものです。5章では、3、4章を応用して、もっとも基礎的な気象の理解を試みます。6章は、通常の天気図上で見られる大規模スケールの気象の理解に努めます。7章は、数式をやや多く使って、低気圧と前線の構造と発達過程を議論しました。8章は、本書のあとがきにあたる内容で、気象の理解の重要性を強調します。
本書は、科学的側面からは、食品殺菌の概念、食品に生育する微生物の知識とその殺菌法、安全性の評価などを著述。技術的側面からは、各種殺菌剤、加熱・非加熱殺菌装置、洗浄と殺菌、殺菌の管理システム、殺菌を主目的とした食品包装に言及し、実際にこれらの技術を用いて作られた食品を紹介した。
大陸移動説から説き起こし、大陸も海底も、そして山々もプレート運動の一部として絶えまなく動いているとする新しい地球観を、最新の地震研究の成果を盛り込みつつ、斯界の第一人者がわかりやすく説き明かす待望の書。
その文章に、生き方に魅せられた“向田邦子マニア”の面々が綴った「普通の人のための向田邦子・読本」。
涙にかすむスレットネス灯台。ついにやって来た、ヒッチハイク三部作完結の日。エジプト脱出からゴールイン直後まで、高史と昭仁の日記が伝える勇気と友情のクライマックス。