本書は、機械加工に関する基本的な事項を体系的にできるだけわかりやすく、また幅広く記述し、大学、工業高専の機械系学生、またこれから機械加工法を勉強しようとする人、あるいは機械加工に従事しようとする人に対する教科書または参考書として使用されることを目指した。
本シリーズでは、現代の自然科学や科学技術の基礎を支えている物理学の基本事項をやさしく解説する。特に、基本概念の理解や考え方の説明に重点を置いた。
皇民化教育だけではなかった旧植民地・占領地の日本語教育。その多様な実態を一次史料の緻密な分析と関係者への聞き取り調査から紹介する。いまも底流するアジア各地の対日観の原点がここにある。
量子論は難解だというイメージを打ちくだき、コンパクトに、しかもやさしい言葉で解き明かす。重要事項はもれなく盛り込んでいるからこの1冊で量子論の全体像がつかめちゃう。楽しく読めてよくわかる画期的な入門書。
材料力学等の力学から電気磁気、熱、光、機械部品の公式までを網羅した公式集。高専、工学系初学者の副読本および参考書、また実務者が随時参照できる公式集として最適です。工学系初学者の必読書。
本書は、大学低学年の機械系学生のため、親しみやすく理解が容易であることを念頭に執筆された材料力学の教科書である。材料の応力、ひずみ、ねじりに対する基礎的事項から、工業的に重要な熱応力、不静定問題まで、半期15回の講義と自習で、十分消化できるように内容を厳選している。特に関係式の導出を丁寧に行ない、その背後にある物理的意味を明確にするよう努めている。例題・演習問題と詳しい解答を数多く盛り込み、また興味ある話題や先人のエピソードなどをコラム欄に取り上げるなど、初学者の自学自習にも使える好適な入門書である。
プラスチックには多くの種類があり、千差万別の性質を有しているし、高分子材料であるプラスチックは金属材料とは違った難しさもある。本書は、少なくともこれだけは知っているのが良いのではなかろうかと思うプラスチックの性質・成形加工方法・プラスチック業界を取り巻く問題などについてまとめたものである。
本書は、JIS鉄鋼ハンドブックの正しい見方と使い方、JIS鉄鋼材料の選び方と使い方などを解説したものである。
物理学者と数学者の著者たちが、それぞれの立場の特長を出し合い協力して“物理的応用”と“数学的正確さ”の両立をはかった入門書です。偏微分方程式の知識を道具として使う読者のために、現象に適した各種解法を紹介するとともに、解の物理的立場からの検討や、読者が間違えやすい箇所へのコメントなど、ポイントをおさえて解説してあります。
本書は、体系の論理構造・方法の有効性からみた“反応速度論”である。化学、化学工学、物質科学、材料科学、環境科学系の学部、大学院の学生諸君や若手研究者に必須な基礎学である。
本書は学部上級学生または大学院生に、数値解析に対する関数解析からの数学的基礎を半期の講義において提供することを目的として書かれている。
出題ポイントになっている事項の全体を整理し、直前対策として漏れがないことを重視。出題可能性が高く、正確な理解が必要な頻出テーマを重点解説している。その後、基本問題演習で理解度をチェックできるように工夫し、最後に、演習問題で仕上げをすることを基本的構成とした。
本書は物理学の分野にある熱力学をやさしく紹介することを意図するものではない。化学への応用を念頭において、それに必要なだけの熱力学を説明した後、これを反応を中心とする化学の問題にいかに結び付けるか、いかに活用するかを、簡潔に解説する。本文中の式の導出に惑わされないため、各章の終わりには“まとめ”を設けて、活用すべき熱力学ないし化学熱力学の式を明示するようにした。例題、章末問題は、単に解くだけではなく、自ら考える場となるよう試みてある。
本書は、水平方向の広がりが数百km〜1km程度の大気現象ーメソ気象ーを、雷雨を中心に平易に解説する入門書・実用書である。
本書は、Javaを用いた数値シミュレーションの基本的手法を紹介し、流体力学や熱輸送などの問題に応用する際の基本的考えや方法を例示するものである。
本書は、時間という難問を、新たな視点、つまり時間の“外”に立つ視点から考えることの必要性について述べたものである。
「チューリップ球根を食べて入牢した船員」「革命前夜の仏経済を大混乱させた賭博師の“思いつき”」。なぜ人は実態のない「価値」に狂乱し、どん底へと落ちるのか。19世紀英国の名著に著者独自の視点を加え、平成の金融崩壊を冷徹に見つめ直す。