出題ポイントになっている事項の全体を整理し、直前対策として漏れがないことを重視。出題可能性が高く、正確な理解が必要な頻出テーマを重点解説している。その後、基本問題演習で理解度をチェックできるように工夫し、最後に、演習問題で仕上げをすることを基本的構成とした。
本書は、はじめて機械材料学を学ぶ、大学、高専、職業訓練校等に在学する機械工学系の学生諸君および生産現場で働く若い技術者のために、教科書・参考書として役立つようわかりやすく書いたもの。材料工学的な考え方を深めるため、材料の各論的なことより、金属材料を中心として、金属物理的、材料強度学的、金属組織学的な視点からできるだけ平易に説明した。
本書は物理学の分野にある熱力学をやさしく紹介することを意図するものではない。化学への応用を念頭において、それに必要なだけの熱力学を説明した後、これを反応を中心とする化学の問題にいかに結び付けるか、いかに活用するかを、簡潔に解説する。本文中の式の導出に惑わされないため、各章の終わりには“まとめ”を設けて、活用すべき熱力学ないし化学熱力学の式を明示するようにした。例題、章末問題は、単に解くだけではなく、自ら考える場となるよう試みてある。
本書は、水平方向の広がりが数百km〜1km程度の大気現象ーメソ気象ーを、雷雨を中心に平易に解説する入門書・実用書である。
本書は、Javaを用いた数値シミュレーションの基本的手法を紹介し、流体力学や熱輸送などの問題に応用する際の基本的考えや方法を例示するものである。
化学熱力学を体系的に詳述し、初めて熱力学を学ぶ方でも慣れることで身につけることができる入門書。とくに難解とされるエントロピーと化学ポテンシャルには十分にページを割き、納得のいく説明がなされ、また、純物質と混合物をはっきりと分けてその取り扱いを解説している。
パーコレーションは、物理学の中で最も幅広い現象に適用されているパラダイムである。本書は、世界的に評価の高いパーコレーション理論の教科書を訳出したものであり、著者によりデータが最も新しいものに改められた最新版である。スケーリング理論を基本的視点として、基礎から最先端に至る内容を統一的に記述した本書は、パーコレーションを学び、応用する学生や研究者の必読の書である。
本書は、時間という難問を、新たな視点、つまり時間の“外”に立つ視点から考えることの必要性について述べたものである。
97年「第三回・編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の「スクープ賞」に選ばれた週刊新潮の記事が、実は日本マスコミ史上空前の「やらせ事件」だった。週刊誌の記者が事実無根のスキャンダル捏造に加担しただけでなく、訴訟の起こし方、記者会見の段取りに至るまで詳細に仕掛けていた。前代未聞の「信平狂言事件」これはまさに「言論のテロリズム」だ!
本書は、5つのグループに大別した70項目のキーワードを選び、それらを核として事項的な解説を深め、かつ詳述したものである。
「生物は自然にわいて出る」「植物は土を食う」「血を抜けば病気が治る」など、今日では言うも恥ずかしいようなことが、かつては常識だった。古代から現代まで、世界的に強く信じられてきたさまざまな「思い違い」は、どのように正されていったのだろうか。科学研究者6人がやさしく解説する。
本書では風という観点からいくつかの現象を取り上げ、春夏秋冬の季節に分けて説明している。
本書は、結晶成長の物理的な基礎を解説する教科書である。最先端の研究を理解するための基礎知識を提供することを目的とし、最新の研究の内容にもふれながら、基本的な概念を詳しく説明した。
本書は、大学、大学院あるいは高専の機械工学や化学工学の分野において、熱流体力学、すなわち、熱および運動量の輸送現象(熱移動または伝熱)およびその数値シミュレーション法を学ぶ学生のための教科書、並びにこの分野に携わる技術者の入門書として書かれたものである。
「チューリップ球根を食べて入牢した船員」「革命前夜の仏経済を大混乱させた賭博師の“思いつき”」。なぜ人は実態のない「価値」に狂乱し、どん底へと落ちるのか。19世紀英国の名著に著者独自の視点を加え、平成の金融崩壊を冷徹に見つめ直す。