本書は、ソフトエネルギーの代表格と目される太陽エネルギー利用の限りない可能性とその魅力を、現在の利用状況を紹介している。
石油・原発文明は、水と土によって生命が育まれている地球を死に導こうとしている。本書は、日常のくらしを守り、真に豊かな社会を築く基本を水と土に根差した小規模・地域農業に求め、古来の「水土」の思想によりながら、エントロピー理論を敷衍するエコロジカル・ライフのための経済学である。我国のエコロジストの先達・熊沢蕃山論を付す。
本書では、熱力学における最も重要な概念であるエントロピーをできるだけ分かりやすく導入するとともに、複雑な熱力学的系である多成分多相系、特に浸透圧などの問題への応用にまで説き及んでいる。
熱力学とともにいつも頭をはなれないことに科学の意味、機能、そして行く末といった問題がある。科学を職業とする者のさだめかも知れないが、近代科学の出生、生立ちがことあるごとに気になった。そしてまた、ギリシャ科学が錬金術への崩壊の道をたどったように、近代科学がそれ自身の滅びの道を準備しているのではないかと気になったこともある。このような問題に対する感想を折にふれて書きとめたものが本書である。
本書は機械工作法の全般,つまり鋳造・塑性・熱処理・溶接・切削・研削・特殊加工等について、理論と実際を具体的に説明したものです。工作機械は基礎を学ぶ立場から汎用機械をとりあげ、各種の自動制御工作機械については、独立した章を設け、ハード・ソフトの両面を解説しました。
近年の世界事情の変化は、工業規格においても国際単位系(SI)へ向けての整備、転換と移行してきた。本書は、工業規格の大転換期を抑えたこの機会に、現時点を再出発点として内容の全面的な整備・見直しを行ない、改新増補3版として形態を改めた。
ひと目でわかる空気調和設備。ビル管理に携わる人、法定資格を目ざす人、建築設備を学ぶ人、転職を考えている人もまずはこの1冊から…。
本書は工学系学生を対象とした「伝熱工学」の入門用教科書として著したものである。このため、学生諸君が伝熱現象の本質を理解するうえで必要な基礎的事項の説明に執筆の主眼をおき、個々の応用問題については思いきって説明を割愛した。