クルマの心臓であり技術の粋を凝らしたハイメカの塊だけに、エンジンそのものを理解することはたいへん難しいものです。本書は、エンジンの原理や仕組みをできるだけわかりやすくひもとくと同時に、世紀末の展望にもちょっと触れてみました。
近代科学はどのように形成されてきたのか、天文学、力学、光学の一部で始まった近代科学がどのようにして今日の広大な科学にまで展開してきたのか、近代科学はどのようにして伝わり、受け入れられていったのか、という時間的あるいは地域的・文化的に異なる三つの位相から多角的にとらえ、これによって近代科学という広大な知的分野の歴史的本質を解明する。
本書は、「フィルム」の製造・加工の科学と技術について、汎用高分子フィルムを中心に、主として延伸フィルムの生産性や生産収率のような量的問題よりも、むしろ品質的問題に重点をおいて、それらの科学技術のノウハウ(超技術と極意)を概説し、併せて最近の研究動向についても概観する。