海洋や湾内・沿岸において物質がどのように拡散し沈降していくのかを知ることは、漁業をはじめ海域の生態系への影響を評価する上で重要です。本書はこれらの問題に対する環境アセスメントのベースになっている数理モデルを詳細に解説するとともに、現地での観測手法や水理実験法についても東京湾や伊勢湾の水質改善、発電所からの温排水といった小スケール問題から太平洋循環流等の大スケール問題までを取り上げ具体的に紹介しています。
古い熱力学が現実には起こらない可逆変化に対してのみ定量的な理論を展開しえたのに対して、本書は、現実の不可逆変化そのものを対象にしている。ブリュッセル学派の打ち建てたこの理論体系によって、熱力学的な概念の理解はきわめて容易になり、またその統一的基礎も明らかにされた。いまや、この体系は化学反応、輸送現象などの熱力学的取扱いの基本的方法としての確たる地歩を確立している。この第一分冊では、熱力学の基本定理の導入に続いて、エントロピー生成、相変化、熱力学的安定性、臨界現象などについて明快な解説がほどこされている。
歌手を夢見てニューヨークに来た少年・エクトルが、サルサ・ブームを巻き起こし、スターへと駆け上っていく……。 伝説のサルサ・シンガー、エクトル・ラボーの生涯を描く伝記映画。主演はジェニファー・ロペス。
私たちが感じる“濃い薄い”“熱い冷たい”“速い遅い”…は、時間や場所とともに刻々と変わる物質や熱や運動の移動現象を感知しているのである。化学物質や熱、動力を扱う製造業のみならず、社会の広い分野でこの移動現象を把握しなければならない場面が多い。本書は身近な様々な例をもとに移動現象を定量的に把握する方法を教えた本である。