モルもイオンもpHも、熱容量もエンタルピーも、じつはこんなにおもしろい!ミクロからマクロの物質世界へ。
「目的に合った教材」「丁寧で親身な解説」「豊富で独特な図解」に加えて、大学編入試験問題を主体に80題の良問を選び、詳しい解説を付けた。前著『大学1・2年生のためのすぐわかる物理』同様に、物理学の学習向上のためのスプリングボードになりうることを確信している。
0.04秒ごとに沸騰と対流を制御し、「土鍋よりも美味しい」ご飯を炊きあげる炊飯器。水の透明度から汚れ具合を判断し、槽の回転方向や速度を変える洗濯機。人の動きを記憶・学習して効率的に冷暖房を効かせるエアコンは、自ら掃除するロボットまで内蔵する。「より省エネで、より快適」を追求する現代の超技術=家電。創意工夫が生み出される現場を探訪する。
本書は、一方では熱力学の歴史的なあゆみを追いながら、他方で分子運動論を主体とする微視的な考察を間に入れ、現代の読者に最もよく、かつ早く熱力学の本質を理解させることにつとめた。
情報学の最重要テーマは、様々な実際問題の発見・解決に、「情報を活かすこと」である。そのためには、まず、「情報」とは何か?どういう性質に基づいて、情報をいかに収集し、いかに加工すべきかを考えることから始まる。本書は、「情報」に関する広い視点を与えることを目的とした大学学部初年級を対象とした入門テキストである。情報学は統計科学あるいは数学的背景を持つと同時に、情報という個人によってその意味が異なる対象を扱うため、理系と文系の広い範囲の学問を基礎としている。「情報のもつ個人性・主観性」をも視野にいれ、「情報の内容とその影響」を加味した好適な書である。
本書では、産業空調全般について、その方式や運転・管理法、さらに空調設備自体の省エネルギー化推進のための具体的方法や、その成果などについて述べている。改訂版では、単位系をSIに変えるとともに、初版刊行後に広く利用されるようになった新しい空調技術や、空調機器の性能向上の内容なども紹介し、読者の参考になるように改めた。
ベートーヴェンの標題付きの有名なソナタ3曲を収録。第2楽章がポップ・ソングにもなった「悲愴」、幻想的な「月光」の第1楽章、タイトル通り迫力にあふれる「熱情」。ヤンドーの的確な演奏で聴くことができる。
人間が生活をしている地表付近では、どのような法則が気象を支配しているのであろうか。人間活動が活発になってきて地表面を人工的に変えたことがどのように気象に影響を与えているのであろうか。本書は特にこの2点に注目して現在までに得られた知識をまとめた。
結晶性高分子材料の機械的強度は、素材の“モルホロジー(結晶などの形態)”によるところが大きい。本書はこのことを理解するための初心者向けの案内書である。代表的な結晶性高分子“ポリエチレン”、“ポリプロピレン”、“ポリホスファゼン”を取り上げ、合成から成型、破壊に至る結晶形態の変化を、豊富な電子顕微鏡写真で紹介し、物性との関連性をやさしく解説している。
本書は、大学で物理学を学び始めて間もない学生諸君に、非平衡系の物理学なるものを知らしめようというもの。リズムとゆらぎを非平衡系を理解する基本的要素としてとり上げた。