ひさかたぶりのシティ・ポップ路線の復活だが、この男にかぎって言えば形を変えながらも常に意識してきた70年代の日本のロックへの憧憬が、ようようたくましさをつけてきた、と解釈したい。クレジットに相変わらず居並ぶ女の名前にはまいるけど…。
陽水の創造する空間には社会の歪みから生まれる宛先のない怒りがある。それが時代と呼応して何度目かの静かなるブームを迎えてるわけだが…。タイトルの額面通り判断すると本作は、今までリリースされた作品すべてが収録されているように感じるがライヴ音源はパスされてたりする。しかし、アンドレ・カンドレやアルバム未収録曲が収録されているわけだし大全集といっても語弊はない。512ページの超厚ブックレットには歌詞、年表、スーパー語録、50音索引だけでなく歌い出し索引なんてのも付いている。
66年にこんなものが全米シングル・チャートで3位の大ヒットになっていたことは馬鹿らしく爽快なことですね。ノヴェルティ・ソングの古典。セカンド・アルバムの曲も加えたあたまグルグルの超CD。笑いとまぬけが渦巻く。ライナーも超サイコー。
25枚目のシングル。映画『HIRAKATA』の主題歌として話題となったバラード曲で、ファンの要望によりシングル化。Xbox360の戦闘ゲーム『Over G』のテーマ曲となった「Destination」は、ハードなギターが聴きどころ。
25枚目のシングル。映画『HIRAKATA』の主題歌として話題となったバラード曲で、ファンの要望によりシングル化。Xbox360の戦闘ゲーム『Over G』のテーマ曲となった「Destination」は、ハードなギターが聴きどころ。