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コネタ怒られそうなことを敢えて言うのことを語る

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静かな選挙と、やかましい選挙と、どっちがいいか、といったら微妙なところです。私が育った街は野党の酒癖の悪い政治家の選挙区でしたが、その政治家が国会で発言すると、たまに反対する勢力が大音響で街宣車が乗り付けてきました。かんべんしてくれよ、と何度も思ったことがあります。でも言論の自由がある以上、政治に対しての異議などについて述べることを音量などで咎めることは、しないほうがいいはずです。音量は怒りの一形態であり、ある意見に対して怒りを表明する人がいることなどを含め、あらゆる意見に触れて、選挙民が選挙のときにだれに投票するかを判断するのがベストだからです。
選挙も言論の自由が関連してきます。意見が異なる相手に対して、説得するのが政治活動であり選挙活動です(もちろんがんばりますとか改革としか言わない人もいますが)。この国の民主主義に関して相当怪しいところはありますが、民主主義に基づく選挙はあらゆる意見に触れて投票者が自主的に判断し進路を決めるチャンスでもあります。うるさくするな、街宣をするな、という意見はその重要な機会を奪うことにもつながります。つきつめれば民主主義に関しての基幹部分のひとつを失うことになります。
それでも静かなほうがいい、というなら、ああそうですかー、としか言いようがないですが。ついでに書いておくと静かな選挙にしちまうと、大音量で「ないようがないよー」的なことしか言えない政治家として能がない人をみわける判断ができなくなりますよ。