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コネタ怒られそうなことを敢えて言うのことを語る

敗戦国である日本もドイツも議会があって選挙で選ばれた議員がいてなおかつ内閣がありました。特にドイツの場合は途中まで民主主義的な体制でありつつも、ナチズム・独裁者の登場をゆるし、戦争へ進む道というのを止められることができなかったことに、特徴があります。日本の場合は軍部の暴走を止めることができなかったことに、焦点があてられるべきかもしれません。
その結果、ドイツの場合は自由と民主主義を破壊するものを排除する条文を憲法に組み込んでいますし、日本の場合は国際紛争解決のための武力の放棄・交戦権の放棄を盛り込んであります。その結果、とりあえずは70年は平和を守れました。
いまさら何が云えるのか、という問いに対しては、漠然過ぎてこたえが非常に難しいのですが、民主主義のシステムを確保して議会があったとしてもほんとに戦争を止めることができるか、というと、歴史を振り返ると答えがない以上、模索しなければならないはずなのです。歴史を振り返りながら、国家が無益な戦争を止めることができるにはどういうことが可能なのか、という模索をしないと、「このみちはいつかきたみち」になっちまいかねないのです。もちろん一国だけで平和を満喫してていいのか、という問いもあるかもしれません。論争がなにをうみだすのか、といったら、それはわかりません。でも、えっちのときの前戯と同じで、しないでもなんとかなるかもしれませんが、してないよりはマシなんじゃないでしょうか。