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読書のことを語る

私の夫はマサイ戦士

惚れっぽく詐欺られやすいという国際的だめんずうぉーかーのような、「愛しすぎる女」のサンプルのような著者がマサイ戦士に見初められて第二婦人として身を固めるまでの話。著者は自分を活かす最善の道を見つけたんじゃないかな。いろいろと度肝を抜かれて一気に読んだ。

・女児割礼100% 女性の割礼は「結婚前の身だしなみ」! 麻酔無しとか怖すぎる
・交際中の妊娠は女性の身体が一人前であることの証。出産後は彼女の親が育てる
・家は牛糞で塗り込めるので、雨が降ると昼夜を問わず嫁は牛糞の塗り直し
・嫁は家族全員分ほぼ20Lの水を毎日汲みに行く。汲むといっても井戸があるわけではなく、水脈を掘り当ててじわじわ沸いてきた水を汲みあげる
・部族間の牛の盗み合いは日常茶飯事。武器を手にした戦士が血で血を洗う
・死期が迫った人は死後の処理を簡潔にするため外に寝かせる

著者が一番力を入れていたマサイの誇りと絆のすばらしさより日常生活に目が行って仕方がなかった。夫が挿入射精するだけの性関係を変えようと日本のAVを見せたらどん引きされるなどカルチャーショックが絶えない。