@kodakana_ship10
のことを語る

『たべものと日本人』河野友美、1974年

isbn:4061157787
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日本人はあまり手の込んだ料理をしない。自然が豊かで、新鮮ですぐ食べられる食材があることが前提になっている。味付けはだいたい醤油か味噌で、どんな料理でも旨味で全体を締めることに変わりがない。新たに海外から調理法や調味料を取り入れても、アミノ酸で食べるような日本的なものに造り替えてしまう。こうした味の単一性が、価値観や行動の幅の狭さと結び付いていると著者は謂う。

食文化の本かと思ったら、これはむしろ文明批評か。出版から半世紀近く、日本人と食はどのくらい変わったか。