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展覧会のことを語る

辰野登恵子 オン・ペーパーズ@埼玉県立近代美術館

紙作品に軸足を置いて時系列でキャリア全体を俯瞰する展示。
明晰で抑制された反復にちらりと滑り込む形のないもの。
パープルのブラインドみたいな横の反復。
それから方眼紙が美しい、いやもうほんとにいつまでも見ていられる見ていたい。
展示に挟まれた、方眼紙の反復について語る本人の言葉の引用がまたもう見透かされたかと思うほど。
明日で終わってしまうので方眼紙を愛する全ハイカーお急ぎくださいませ。
あっ、入り口パネルもチケットも方眼紙でした。