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フィギュアスケートのことを語る

私、小塚選手のファンタジー・フォー・ナウシカ、もしかしたら、凄く、好きなのかもしれない。
そりゃあアニメだしポップスだし、ちょっと子供っぽすぎるんじゃないか、とか、安易じゃないか、とか、そもそもナウシカのあの曲はナウシカを表現したものであってそれを表現するとはこれいかに、とかいろいろ思うことはあるのだけど。(まあそれを言い出したら映画音楽全てそうだけども)
初めてみた時は、この音楽のメジャー感とか、しかもそれがアニメのサントラであるとか、そういう情報も相まって、あー、やっぱりどうしても軽く見えちゃうなーとは思ったのだけど。
でもNHK杯での彼は、あの曲の壮大な方に引っ張られていって、そしてそれをちゃんと体現していて、彼の表現がこっちに行くなら、それは素晴らしいな、と思った。
演技終盤、3Sが、もう一度入るナウシカのオープニングの「たん・たん・た~ん♪」にあわせて飛び上がって降りてくるところなんてぐっと来るし、あそこから最後にかけての引っ張りはもう最高。
今日見返してたら、演技の初めのほうにも、手を広げて天を仰ぎ目をつぶって滑っていくところがあってそこもぐっと来た。
もしかしたら今回、ジャンプの調子が悪い、というのがあの演技につながったのかなー。
「ちゃんとやろうとしすぎてて、殻をやぶれない」とか言われてたし。