旅半ば恋を尋ねる人と遭ふ答えは遠く比良坂にあり
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短歌のことを語る
短歌のことを語る
水溜めのうえでルーチン繰り返すいるかよきみは恋しているか
短歌のことを語る
「月星のない夜」と念じてトンネルに駆け入るきみの名を呼び続けている
短歌のことを語る
何度でも翻弄してくれ干してくれ洗濯物のように生きてく
短歌のことを語る
まよなかの桜香を部屋に残したる父と母と餅は発ちたり
短歌のことを語る
北国のきみは知りてやざらめ雪熱き舌に溶かす痛みよ
短歌のことを語る
青色の窓にsyllable拾いおり洗濯物はしらばっくれてる
短歌のことを語る
灰まだら蝦蟇に似たるもいと楽し味噌田楽はこんにゃくが好き
短歌のことを語る
春くれど背骨の沈黙守りたるやさしき根の這う土を踏みしむ
短歌のことを語る
湯気がたつ その光景と よく染みた
おでんの大根 冬の幸せ!
短歌のことを語る
春くればいのちはダカーポくりかえす枯れ木もうるふ私もうたふ
短歌のことを語る
柳にも猫にもなれずここにある石の言葉は三十一文字
短歌のことを語る
いたずらな春のホルンが吹く君のピアスが揺れるぼくも揺れる
短歌のことを語る
咳き込んで 目尻に浮かぶ 水玉に
浮かぶ景色は 滲んで歪む
短歌のことを語る
君想い 夢にまどろむ 意志の中
今日の夢には 君の居ぬまま
短歌のことを語る
沈みゆく 月に向かいて 空染まる
青く成りゆく 今日が始まる
短歌のことを語る
歌を詠み 花を見上げる 春の日に
透いて見えるは 君が笑顔か
短歌のことを語る
峠過ぎなぜいまさらとしもやけの指を菜花の湯気であたたむ
短歌のことを語る
音もなし綿毛はワルツで天昇る何捨つればかくもかろきや
短歌のことを語る
のぞきみて胸の高鳴り隠しつつ
改めて知る触れたい唇