@kodakana_ship10
it-talks/話題のことを語る

「話題」の選択/入力に関する指針の案について

it-talks に投稿する際に必要になる「話題」の選択または入力について、指針となるものを明文化しておこうと考えています。

背景

it-talks は2019年ではなくて2016年4月に誕生しました。流行し巨大化する大手ウェブサイトを使わざるを得ない状況が多くなる中で、Twitter とつながりつつ適当に距離を取るための場所を用意しておくという意図です。

昨年、はてなハイクが終了することとなり、丸ごと消えてしまうのは惜しいという思いから、データのインポートを受け付け、元ハイカーさんたちに利用していただくようになりました。この際に、ハイクにおける「キーワード」の使われ方と、it-talks の「話題」の設計意図との間に、一種の衝突が生じることになりました。

正直に言って、そんなに使ってもらえるとは思っておらず、一年前の時点では先の想定をしていなかったのです。しかしながら、データを受け入れた上の責任もあり、うれしい事態でもあるので、うまく擦り合わせというか、落ち着けるありかたが見つかれば良いなと考えています。

要は、使われ方がとっちらかってしまうと、維持開発の方向性も出なくなって困ったことになるので、一定の方向感を持たせたいくらいのことです。ルールとか縛りといわれるようなものではなくて、参考や基準くらいのものです。以下に、しばらく指針の案として掲出しておきますので、ご意見があればお寄せください。

話題の選択/入力についての指針〔案〕

「指針」とは何か

ここに示す「指針」とは、規則や要件のような、必要とされる条件ではありません。全て満たすことを求められるものではなく、逸脱を排除するものでもありません。利用方法が混乱しないように、基準となる考え方を明示し、一定の方向感を持たせるためのものです。

話題の基本的な考え方

何らかのモノゴトに触れて、それについて語りたいと思った時の、その思いの対象を指す語句ということです。それに対して、語りたい想いを書き込むのが本文欄という位置付けです。

一般指針

  • 「話題」は投稿を整理・分類する項目です。他のサイトではトピック、タグ、カテゴリ、フォルダ、などと呼ばれるものに、ある面では似ている場合があります。発話の種になるモノゴトを指す語句であり、分類項目として意味をなしうることが基本です。
  • 同じ種類の対象について話そうとする人が、誰でも思い当たりそうな、単純な表現が望まれます。単語(人、猫…)、熟語(人間、動物…)、簡単な構成の連語(我が家、コリオリの力…)、商品名、映画や小説などの題名、分野名、人名、地名などを使うのが標準的です。
  • 意を損ねない範囲で簡潔にし、連語の範疇を大きく超えて文章的にしないことが望まれます。
  • 無意味な分散は避けることが望まれます。
  • 丁寧語の接頭辞「お」は、原則として付けないことが望まれます。ただし「八つ時→おやつ」のように、派生した別語として確立されているものは、この限りではありません。
  • カップラーメンに焼そばやうどんも含めているように、あくまで記事を類別するものであり、厳密さや緻密さを求めるものではありません。
  • 前例を見ていないと思い当たらないようなものは、必要がない限り避けることが望まれます。
  • 「あなたが言いたいこと」は話題欄ではなく本文に書くようにお願いします。
  • ひねらないことが望まれます。うまいことを言いたければ本文に書くようにお願いします。
  • 濫用しないことが望まれます。一つの話題に何でもかんでも放り込まないようにお願いします。
  • 投稿時に選んだものよりも適切な語句が思い当たったならば、後から編集して書き換えることは可とされます。
  • 「某が{話題}のことを語る」という書式にはまるのが基本です。例外として、らくがきには特例的な書式が適用されています。他にも必要?
  • 抽象的にしすぎないことが望まれます。
  • 個別的にしすぎないことが望まれます。記事に対する標題や件名といったものではなく、見出しは本文中に入れるための記法が用意されています。
  • 著作権、肖像権、私権、尊厳などを侵害する投稿を助長しないものであることが、強く推奨されます。

話題の重層化について

  • 話題の重層化(階層化と言っても良い)は「北海道/札幌/札幌ドーム」のように、大小関係で記事を整理するものです。
  • 無意味に複雑化して使いにくくならないよう、無闇に細分しないことが望まれます。

はてなハイクの「キーワード」に由来する話題についての指針

  • 一般指針から離れるようなものでも、思い出や継続性のために再利用することができますが、その必要がなくて可能である場合は、より適切な「話題」への移行を検討することが望まれます。
  • 今日の○○、今○○など:時を指定して記事を分類することに特に目的が無ければ、このような限定詞は付けないことが望まれます。Twitter のような即時性を求める場所ではなく、のんびりしてほしいので、いつのことであれ一つの「話題」に共存するのが基本です。単に情報として「いつのもの」と伝えたい場合は、本文に書くことが望まれます。
  • ○○部:天文部ならば天文部について語り、天文について語るには天文を使うことが望まれます。
  • 使い回しの見出しとしての性格が強いキーワードは、内容に対してふさわしい「話題」への移行を検討することが望まれます。
  • ひとりごと、つぶやき、など、本文の内容と関連しないキーワードは、内容に対してふさわしい「話題」への移行を検討することが推奨されます。