瑕のない想い夜に満ちる哉おとがい皓く海鳴りの上
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短歌のことを語る
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足りなさを抱え上がりし階段や海も月も満ちむ夕べに
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「春」恋し「女神」の御前夢に見るアルプス越えた「美女」遭ひて後
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寒気から身を守ろうと厚着してぽかぽかすると襲う眠気よ
短歌のことを語る
側道でからだ絡めるコスモスの色冷ます風鳴りやみぬ朝
短歌のことを語る
鈴の音は終い花火を掲ぐ子らの声に驚き止みては鳴りぬ
短歌のことを語る
文月を尽く雨去りて真緑の刀にトパーズを拾いけるかな
短歌のことを語る
盆近し兄の遺しし打上げの花見ぬままにまた夏は逝く
短歌のことを語る
ガラクタに咲く紫陽花のきらきらし多情も無情も人の世のこと
短歌のことを語る
皐月尽かぜはどんどん山へ行く掃除機だけがずっと待ってる
短歌のことを語る
満ち潮に獣となりて腹を抱く生きるという字理という字
短歌のことを語る
石亀と残されて聴くFMに混じる祭の囃子も止みぬ
短歌のことを語る
プロペラを居並ぶ鯉より高くして今発たんとす花水木かな
短歌のことを語る
宵雨やアスファルトの海色めきてにわか立ち来ぬ花びらの浪
短歌のことを語る
あまた降るしだれの白き糸かげに見え隠れせり紅涙のいろ
短歌のことを語る
短歌のことを語る
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十三の詣りせぬまま春や来し棒読みすなるに恋ぞ灯れり
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かの女(ひと)の許へ遊ぶか櫻花 雪洞揺れて宵闇落ちる
(不遜にも、稲荷狐サンの気持ちで返歌してみました~。
お稲荷さんに怒られるかな? 笑)
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