アメリカは過去10回の女子国際大会で1度もベスト3を逃したことがない。
その相手に次第にペースを握り返し、後半にはクロスを1mも飛ばさせることなくほとんどをブロックしていくシーンは痛快ですらあった。
それでも10回やったら9回は勝てない相手だろう。実際今回も「勝ったわけではない(PK決着は普通引分扱い)」。
実は今でも何だか優勝したということが信じがたいw
「そのもの青き衣をまといて金色の野におりたつべし」なんて言われたこの優勝シーンも、どこか合成のような感じさえしてしまう。
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アメリカは過去10回の女子国際大会で1度もベスト3を逃したことがない。
その相手に次第にペースを握り返し、後半にはクロスを1mも飛ばさせることなくほとんどをブロックしていくシーンは痛快ですらあった。
それでも10回やったら9回は勝てない相手だろう。実際今回も「勝ったわけではない(PK決着は普通引分扱い)」。
実は今でも何だか優勝したということが信じがたいw
「そのもの青き衣をまといて金色の野におりたつべし」なんて言われたこの優勝シーンも、どこか合成のような感じさえしてしまう。
元々「優勝は現実的ではない」くらいに思ってたのだが、今回は何度も「やはりだめか・厳しいか」と思った。
イングランドに敗れた時に、
ドイツがベスト8の相手と決定した時に、
ミスからスウェーデンに先制された時に、
モーガンにカウンターを決められた時に、
ワンバックがするりとマークをずらしヘッドで叩き込んだ時に、
全てそこで折れなかった。
番組中大会前の焼肉会で「アメリカ代表に競り勝ってみたいよねー」と誰かが発言した時に、場を支配したのは乾いた笑いと沈黙ではないか。
それほど力の差を「分かっている」相手にも折れなかった。
北京オリンピックでの状態から、主力のスタミナ保存が課題、と思ってたのに、イングランド戦の敗戦によって、ノックアウトラウンドが3戦連続強豪になったにも関わらず、最後まで総力が落ちなかったのは嬉しい誤算だったな。
走りどころとか、縦に急がずにペースダウンさせると言う試合勘がそれを可能にしたんだろうな。
思い返しても、素晴らしい優勝だった。
特番、NHK地上波でまもなく、22時より。