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Tips:行頭を # で始めると、その行は見出しになる。# を複数置くと中見出し、小見出しを作れる。
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雨上がり家事を放りて出遭ひけりセピアのインク似合う便箋

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水無月の草たおやかに流れおりやがて立つまで戸を叩けよ

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ウインナの爆ぜ狂ひたるアスファルトこれは神の戸へ下りてゆく道

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水無月の虚ろをラムネの粒にしてすっぱいあまいどっちでもない

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まっしろなシャッター街に咲く薔薇のフレンチネイルも果て五月尽

(写真は10日ほどまえのもの)

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東海の 小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とじゃんけん(秋本治)

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東より渡り来つる封筒のなかに見舞いの紙が一枚

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五月雨や破砕されし動脈と静脈の正しき循環

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薔薇薫りひとに遅れて咲く花のわりないさだめ見守りしひと
幾重にも守られしものあばくのはひかりと熱と勇気と愛も
死にそうに恥ずかしいので隠しているのそこにあるのは秘密の恋
ヴィーナスの花見守るひとの声知らず春いきすぎて梅雨きたる

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五月薔薇みな咲き急ぐなかでなおきみのだきしめているものは

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公園の舳先に生まれしフュージョンの流れ落ちゆく片側二車線

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とりどりの薔薇のリズムはバカラック刻みつつゆくさびれた脚で

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あっけない空とざくろと有刺鉄線ブロック塀の切れた先には

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純白の孤高と傲慢シャッターは半透明の皮膚をめくる

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国道の薔薇は夕陽を飲み干してシャッター急かす酉の刻かな

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一角獣従える徳失いて百花繚乱(みるふるーる)に遊び征く

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母の日の花の命を切り詰めるピーチピンクの褪(さ)め果つるまで

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カーネーションなんて皮肉な花の名前母と国家を聴く耳を持ち

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橋梁の影に縁取りされし海ラッシュのようになにも届かない

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洒落じゃなくやばそな返事におののきつオレンジ食べる指濡れて