「お義母さんは出かけるところだったみたい。イッセー・尾形のワンピース着てたから」
「イッセー・尾形じゃなくてイッセー・三宅じゃないの」
舞台衣装か。
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「お義母さんは出かけるところだったみたい。イッセー・尾形のワンピース着てたから」
「イッセー・尾形じゃなくてイッセー・三宅じゃないの」
舞台衣装か。
こちらへ越してきてもちおが新たに覚えた決め台詞
「俺の仕事に口を出すな」
そんなこと言ってると舅みたいな人生送ることになるわよ。
らちが明かない。
「お腹が空いてるからそんなこと言うんだよ。ご飯食べなさい」
「腹が減ってるからじゃねえよ!」
「いいえ、お腹いっぱいになったら絶対気が変わります」
「そりゃ変わるだろうさ!腹が減ってるんだから!」
もちろんその後お腹いっぱいになったら謝ってきました。
週に二度は会っている舅から借りた本を約束の日に返せなかったので、荒れている。
「八つ当たりは止めて」
「八つ当たりじゃない!」
「もちおはパパから借りた本を返せなくて荒れていますね?」
「うん」
「それははてことは無関係ですね?」
「・・・無関係じゃないでしょ!返しに行こうと思って行けないからでしょ!」
だからそれははてこと関係ないだろうが。
仮免合格して路上教習に励む義妹からの「路上、暑い」というメールに対し
「教習所は屋根あんのか」
と突っ込んでいた。送らなかった。
男性器についてたいへん面白い冗談を時々言うが、ハイク向きでない。
休日出勤で出かけた大分のブコフで探し求めていたコブラ全10巻を発見。
買ってきて、一日読んでいた。
「腕から髪の毛が生えてるよ!」
「引っ越したんだよ」
「腕に?」
「頭頂もだいぶ寂しくなって来たから」
「腕だって寂しいじゃん」
「このまま減ってくところにいるよりは新天地を目指そうってことだよ」
「もちおはあーでこーでこうなんだからうんざりだよ!ふじこふじこ!」
「ごめん」
「そんでこうでああでこうでしょ!きーきー!」
「・・・」
「聞いてるの!」
「・・・もちお、ちょっと疲れたから、休んでくるよ」
(はっ!)
灯りもつけず暗い部屋で一人揺り椅子に座っているもちお。
(言い過ぎたかな・・・)
(ううん、ここは、長年の問題をはっきりさせるところなんだ・・・!)
「ただいま」
(・・・ごくり)
「何の話だっけ」←笑顔
妻の親族の揉め事に同席する。
「ごめんね、今日は特別疲れたでしょう」
「面白かったよ、昼ドラみたいで」
どんなに近くにいても決して嫌なことにはコミットしないのがもちおの特技。
[今日の夢]
「中国の国家首席と話す夢見たんだ・・・実在のあの人とは、別の人だったけど」
これはスケールが大きい夢なのだろうか・・・
彼の親会社のトップだったら、会う用もあるかもしれないけども
はてこ弟に釣りに誘われ、はてこ祖父の介護があるからと断った。
「『悪いね、ほんとは俺がするところなのに』って言ってたよ」
まったくだよ!弟め!
東京に出張して銀座の白いばらっていうキャバレーでショーを観てきた。
「カラカラとグラスをスプーンでかき混ぜる涼しげな音がするたびに、レモネードか何か出てくる気がしてしまう」
太田胃散のまずいやつみたいな健康食品を溶かす音です。
朝、仕事に行く前、
「今日、野球行くの?」
「いや、今日、仕事だから行かない。」
「大丈夫だよ、デーゲームだから!」
「いや、大丈夫じゃないよ・・・」
「じゃあ、今日はNHKの地上波で中継があるから!」
なんだか、すごい野球推しだな・・・( ・ - ・ )
燃えないゴミの日、ゴミ集積所の前の植え込みからガシャンガシャンと音がしていた。
もちおが低い声で重々しく「妖怪缶潰しだ」と教えてくれた。
妻の後頭部に白髪がある。
「ねえ、後頭部の白髪抜いてくれない?」
「え!抜くの?!」
「染めるのやなんだもん。抜いて」
「やだなあ・・・ああ、やだ・・・ああ、これ根本は黒かった・・・」
「いいよ、いいよ気にしないで」
「もうやだ!こんな胸の痛む仕事させないでよ!!」
日に焼けたのか鼻の頭の皮が剥がれそうになっている。
「ここ、剥げかかってるよ」
「どこがハゲかかってるって?」
「鼻の頭が剥げかかってる」
「誰の頭がハゲかかってるって?」
20:30
「もしもし?遅くなってごめん、これから帰る」
「何か食べた?」
「お義父さんのところでステーキを食べたよ」
そうかそうか。それじゃ今夜はわたし一人で豆腐ぶっかけ丼でも食べよう。
23:00
夕食に続き夜食に豆腐ぶっかけ丼をおかわりする妻を見て一言。
「悲しい誤解だね・・・ステーキを食べたのは、お昼だったんだ・・・」
早く言え。