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Tips:書きやすい書き方が、読みやすい文章になるというものではない。時には読む側の目になって自分の書き物を見直してみよう。
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今日のダンナのことを語る

「土曜の夜は麻雀」と自他ともに認識されつつある。

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今日のダンナのことを語る

昨日 上司である義理の弟から麻雀でカモられ、時が経つのを忘れて実家にいる妻の元に帰らず
今日 経営者である舅から飲みに誘われ、時が経つのを忘れて実家で待つ妻の元に帰らず

妻の親族によって妻との仲を引き裂かれようとしている。

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「ねえ、うちの鳩時計って」
「腹が崎陽軒?」
「違うよ」
「腹がしゅうまいみたいになったらやばいよ?」
「ぜんぜん違うよ」

やばいのは熱中症気味なもちおだ。

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今日のダンナのことを語る

冬物のべっちんのベッドカバーを外した部屋に丸型掃除機エセルちゃんを放した。

「そしたらね、ベッドカバー色の埃をすっごい吸い込んでたんだよ」
「百万本の見えない糸くずを あなたに あなたに あなたに吸わせーる」

真っ赤なベッドカバーでした。

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エゴグラムをやってみた。

「俺、婆だって。こんな、こっちの性別もわからないやつの診断」

babaaタイプだった。

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2009年12月25日のダンナ

  • ------------------
  • 「仕事しなきゃなって思うけど体力がないって言い訳かな」
    「…」
    「いい訳じゃないよね、事実だよね」
    「なにワケの分からないことを言ってるんだ」
    「でも体力つけるには動かないといけないと思って。仕事だったら動く気になるかなと思って。
    でもダメだよね、迷惑かけるよね、周りに」
    「そうだよ、だからヤメとけって言ってるだろ」
    「自分を追い込んでもだめだよね。あたしは自分の追い込みに応じるタイプじゃないから」
    「そうだろ、徹底的に無視すんだろ。ならば戦争だ!ってなるだろ」

    よくわかっている夫

  • ------------------
  • 2年後に自宅で変な仕事を始めたのをきっかけに、奥さん丈夫になりますよ。

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エゴグラムの結果を伝えてみた。

「わたし”常識人”で”極く平凡なタイプ”だって。どう思う?」
「知らんかった・・・」

あなたの知らない妻。

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「ねえ、猫おばさん見なくなってから団地猫減ってきたね」
「そうだな。どうしたんだろう」
「回覧板で餌やるなって何度もまわってきてたもんね」
「殺されてしまったのだろうか」

事件になるだろ。

「あーのひとにー あーのひとに あげたーいのー
 100均で買ってきた 猫 缶ー」

スプーン猫おばさん。

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「やったわ!あたし、あの憎らしいべとべとを、底の方まで手でさわってもキュッキュッて音がするくらいきれいに磨いてやったわ!まったくちょっと暖かくなったら調子に乗って!ぜんぶ退治してやったわよ!」

ゴミ捨て係りとして排水溝の台所の生ごみネット周辺を磨いてくれた模様。

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BSでスターウォーズEp3やってる。
クワイガン・ジンと話さなければ、という字幕が出ている。
話しがよく思い出せない妻。

「クワイガン・ジンって誰だっけ?」
「オビ・ワンの師匠」
「Ep1でいなくなったよね?どうやって話すの?」
「イタコ」

そういう映画だっけ?

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「あー、マスカラ塗ったら何か変になった!ね、もちおはどう思う?」
「変ね。あなた、変よ」
「アイライン直してみたけど、どうかな?」
「ノーコ・メ・ン・ト!」
化粧のダメ出しはおネエとしてやる。

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「もちおさ、最近フィッシュバーガーばっかり食べてるんだよ」
「フィッシャーか」
「うまい!面白いこという!」
「え」
「繰り返し食べることと、繰り返しの画家をかけてて、」
「それはエッシャー」
「!!」

二段ボケか。

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「走れ、デブ。走って来い、デブ」

視線の先のスマホには「ランデブー」という文字が合った。

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「何その態度!もう嫌い!金に物言わせて男作って浮気してやるから!」←バイト代入った妻
「・・・」←ふふ~ん顔
「『出来るもんならやってみろ』って思ってるんでしょ」
「いや。『諭吉、なんとか言ってみぃや。あ?漱石さんもよぉ』って思ってた」

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カラオケ帰りの車を運転しながら、まだ歌いたい気分のもちお。

「こっんにっちは、あっかちゃん このふざけた時代へようこそ キミはタッボイタッボイタッボイタッボイ・・・」

時はまさにミレニアム。

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「もちおと結婚してよかった」
「うむ」
「はてこが『別れたい!』って言ってたときに別れないでがんばってくれてありがとう」
「うむ。もちおの言うことはね、いつも正しいんだよ。そうは思えないかもしれないけど」

「じゃあはてこがいつも間違ってるってこと?」
「それは違うよ」
「そうだよね」
「二人の意見が合うときもあるでしょ?」

次回カーナビなしで車がどっちに向かってるかで意見がぶつかったときに思い出してもらう。

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「ごめんね」
「これもちお悪くないでしょ、はてこがやったんだよ?」
「ごめんね、悪いと思ってないのにごめんって言ってごめんね」

そこは本当に改めてもらえないかな。

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「あの『サロンド・みっち』の前の駐車場でUターンして・・・」
「サノバビッチ?!」

確かに似てる。

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「俺のどこが九州男児になってきたか具体的に言わないで『言われなきゃわからないレベルだってことだよ』はないよね?あれから考えたけど、はてこさんは俺のどこが変わったって思ってるの?」
「残業代が出ないつきあい麻雀に朝4時までつきあって、嫁を実家に預けてる人を、東京にいたときどう思った?」
「ああ、なーんだ、そういうことか!ま、それはそうだけどさ、それをちゃんと言ってくれないとわからないよね?」
「こういうところで偉そうな物言いをするところもよ」
「別に偉そうじゃないよ?」
「おまえそれで反省してんの?」

一方その日舅であるはてこ父は
「ダンナが仕事のために4時まで麻雀してたっていうのに、お前は何しているんだ!早く帰って飯の支度をしろ!」
と娘を怒鳴っていた。

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「あー!カミさんからよその男の話を楽しそうにされて不愉快だ。もう死にたい。
死んで白蛇に生まれ変わりたい。蛇になってくねくねして暮らそう。セクシーさ満点だ。一日中くねくねくねくねしてよう」

「ヤキモチ焼いたら隠さないで言ってほしい」と頼んだ結果がこれ。