群青の帳の肢体裂かれればショカショカショカと啼く水茄子
お話しするにはログインしてください。
Tips:YouTube の動画ページの URL はリンク付き縮小画像で表示される。
短歌のことを語る
短歌のことを語る
水蜜桃眠る産毛のつめたさを撫でてひみつを逆立ててみる
短歌のことを語る
ウォオータァアーと叫びたくなる烈しさを押し戻すように傘を拡げて
短歌のことを語る
なんべんも空に垂線ひきなおすあの水琴窟の鳴るところまで
短歌のことを語る
短歌のことを語る
きんいろのラッパにつづく花々と
競うように競わぬように
短歌のことを語る
光さえ届かぬ場所にもきっとある
降りそうな空咲きそうな花
短歌のことを語る
これ以上因数分解できません
「つよさ」だって「やさしさ」だって
短歌のことを語る
ポケットに突っ込む手にまた春が来て
残り時間を気にして歩く
短歌のことを語る
ルールとは暖簾一つで変えられる
それはやさしいそれはかなしい
短歌のことを語る
ともづなを確かめながら渡る夜
街はおもちゃを欲しがっている
短歌のことを語る
早や5巡目になりました。こんなかんじでいきます。
短歌のことを語る
温もりは言葉の檻をやすやすと
ぬけてダウンロードされてゆく
短歌のことを語る
初詣あるべき場所に届くため
伸ばされる首・腕・自撮り棒
短歌のことを語る
手の皺をなぞるような意味のない
ことをしないふたりになった
短歌のことを語る
つれづれを 言葉に代えて Haiku! して
飲める珈琲 冷えててびっくりですよね (字余り)
短歌のことを語る
木枯らしに回収業者はやさしくて
こわれていてもかまいませんと
短歌のことを語る
欲望はばら撒かれたる飴細工
よりもあまくて手に負えなくて
短歌のことを語る
LEDのそれとおなじくらいにはわからぬままに歌う讃美歌
短歌のことを語る
ビルの間(ま)は過去と未来のグレーゾーン寒茜をただ見届けている