/短歌

煮卵の黄身を崩して溶く君の箸先に知る明日の天気を

二人分煮く大根とじゃがいもとたまごそれから先が決まらぬ

ちくわぶの味が染みたる幸福をわかち味わう秋のファミマで

庭に花テーブルに人の咲ける午後おひとりですかと問われ頷く

熟れすだち割れば痛いほどに青あすは帰るといふ子の秋刀魚

涼風や明日は東へ戻る子の秋刀魚の皿に蒼々とすだち

大き目のマグを呷ればはちみつが頭蓋のおくでぽたりと音する

てのひらに享ければずんと吹きガラス気泡ひとつぶ核に持ちをリ

身の内に川（ベツ）を飼ってゐることの証しのやうに濫（みだ）るる黒髪

佃煮にするほど人も星もあり同じものはひとつもなしに

全席埋まりました！ありがとうございました。

[告知]　短歌ハッシュ
9月の募集いたします！テーマは「実」（身も可）。詠み込み不要ゆるく捉えてOKです。初心者歓迎！この告知にリプライでどうぞ。先着７名まで参加できます。（短歌は数日中にＤＭでお渡し下さい）☆Zin展別府でも頒布予定です☆

ツイッターと並行して募集しています。お早めにお知らせください。

短歌ハッシュ#2　配信します　　という告知記事です

http://usaurara.hatenablog.com/entry/2016/08/13/143933

浴衣着たきみを連れ出す東には
ハイオク満タンの月が待ってる

スコープにとどく変光星(ミラ）の信号は
かまってちゃんな誰かに似ていて

おかげさまで埋まりました！また来月よろしく～～^^

ひと仕事して時計見て10時前　朝が早いと　昼飯恋し

ブックカバーにしたらこういうかんじです。

参加者枠の空きはあと一名になっております。

8月の『短歌ハッシュ』デザインで来たので短歌募集します！気軽にご参加ください。（先着順７名まで）



…[全文を見る]

チェーンジ！

背伸びした葦のうえで鳴っている爽籟（そうらい）かまわずに行け

こういうことほんとに多いですね、気づいてよかったｗ