it-talks（いっとく）/俳句

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大夕焼赤く波打つ車両基地

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夕焼けて沸く海溶ける烏帽子岩

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夕焼けはパンタグラフを貫いて

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夕暮れの芒野原はカプチーノ

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台風一過車輪小枝を踏みしだく

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スカートは秋の蝶々放ちけり

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空映し水面に天の睡蓮花

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和菓子屋の薄野原を連れ来たり

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芒原荷馬車に若き主演女優

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台風の目やにやあにやあと猫の声

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初潮や寝覚めて熱き肌ありぬ

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菊の日の供花主役のごとくあり

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半纏に知らぬ町の名秋祭

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やはらかき乳房背にあり菊日和

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売店に寝癖の医師や夜食買ふ

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コスモスの果てに無人のベンチかな

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小さくなりゆくコスモスの風の島

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寝癖の医師夜食はパンとカップ麺

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コスモスや暮色の丘に銀の鈴

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日記には書けないこともあった夏