it-talks（いっとく）/俳句

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花守の蛍光色のキャップかな

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級友は進路の話花の影

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臍の緒の乾びて取れて仔猫かな

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耕人の足に影ほど黒き土

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人ほどの枝曳きて来て野を焼けり

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日高見国光芒に桜透く

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寒落暉みちのくの地に熾火めく

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泥濘の窪の梅より咲き初める

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野焼待つ稲藁結ぶ畳縁

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人ほどの枝曳きて来る野焼かな

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校庭はうすむらさきに春時雨

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爪やすりに硝子の重さ春時雨

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伊予柑の酸味恋いしき余寒の夜

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春陰や音より軽き摩尼車

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燕待つ景観重要建築物

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大きなる浮子に猫の絵若布干す

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若布干し終えて若布を持ち帰る

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下萌や仏足石は水盤に

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下萌や神社に丸き石多し

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下萌や修学旅行の女子男子