/父

「大迫は高校の時から見てるけどいい顔になってきたな」
と、大迫はワシが育てたと言わんばかりだった。

入院して昨日で1週間。起き上がったりすることはまだできていない。話しかけられた内容は理解していて、時々発語する。でも、不明瞭で、オウム返し。父の発語力よりも母の聞き取りスキルが向上している。最悪の事態は免れたようではあるものの、今度は、どこまで元の生活を取り戻せるかが問題だ。

今朝散歩に出た先で倒れ、救急車で運ばれて入院中。脳になんかできてるみたいで左半身は動かず、言葉は何とか言えるか言えないか、話しかけられたらちょっとわかるかなくらいの状態。
路上での歩き方がおかしかったので通りすがりの若い方が心配して一緒に歩いてくださっているうちに倒れたので救急車を呼んでくださったらしいとのことで、その方の名前などは消防署に聞いてもわからず(個人情報保護などの面からそういうことはしないんだそうだ)お礼がしたいができないようだ。手ぶらだったので身元が分かるものを一切携帯しておらず、何とか言えた母のフルネームを手掛かりに警察が調査して母に連絡をくれたらしい。関係者各位には大変お世話になりありがたし。
父はしばらく入院して、それからどういう展開になるのか、命にかかわるという状況でもなさそうだけど、当面母とマメに連絡しなくては。

ナベツネは共産党員から転向したのではなく、元々が共産党に送り込まれたスパイだったのではという推理を披露。

(今日はバレンタイン)
母上からクマ仕様のチョコをもらい、
娘①からネコ仕様のチョコをもらい、
娘②からマトリョーシカ仕様のチョコをもらい、
可愛い箱に囲まれて嬉しいんだけど
全員可愛い路線か！と複雑な顔をしていました。

インタビューに答える小平選手を見ながら
「こんな顔してあの太ももだもんなあ…」
かわいらしい系アスリートあるある。

ふと思ったのですが、父親は今でいう「ガジェット収集家」なのかもしれないです。家族の中で誰よりも早くスマフォを持ったのは父親ですし、その時私に譲り渡してきたケータイはスライド式だったし。

父よ、沖縄のシーサーは『シーザー』ではありません。
それだとペットフードになってしまいます。

冬用の羽毛布団を歯医者帰りに持ってきてくれました。そしたら芝刈りバサミ（刃がコーティングしてある日本製）と高級草刈り鎌（ステンレス製）もくれた…ジョイフル本田なんて近くにないのに、聞いてみたら遠く離れた県境の市で買ったものらしい。お父さん…(´；ω；`)
ヤクルトで買ったもずくスープと豆乳クッキーも置いてってくれました。私は何もおもてなしできないまま颯爽と帰っていきました。お父さん大好きです。

「これから芝刈りに行くから」とまた来てくれました。しかも今日は高枝切りバサミまで持ってきて、庭木まで鋏んでくれた(°Д°)庭師…
一緒にお昼（インスタントラーメン）食べました。しょっぱいと言われました。楽しかったです。

今年の健康診断は『異常なし』だったそうです。
それは素晴らしいことですね(*´ω｀*)
でもこの後別の病院に行くんだって。

父『ちょっと水虫を診てもらおうかと(*´ω｀*)ゞ』

・・・あぁ、長い付き合いだもんね、ソレ。

また父が猫の額ほどの庭の芝刈りにやってきてくれました(´；ω；`)「今日は涼しいからこれから行くから」と…しかし来てすぐ「また忘れた」バリカンのバッテリーを忘れて取りに帰りました。そうです前回も忘れて取りに帰ってたのです。サザエさんみたいな父。庭師のように植木も切ってくれました。ありがとうお父さん(´；ω；`)

新居は猫の額ほどではあるけれど、庭に芝生が植えてある。それが伸びすぎだったのが気がかりだったようで、バリカン持って来訪！1時間半近く庭仕事をやってくれました。ありがとうお父さん(´；ω；`)

将棋の藤井四段が高校進学を渋っているという話題に、「藤井君にはひふみん（加藤九段）みたいに、ノート届けてくれる彼女がいないから」と発言。

コストコをコトスコと言う。

後期高齢者の父上、散髪の際に「髪の毛が多過ぎて困る」とボヤいたところ、床屋さんに「なーに贅沢言ってるんですか」と怒られたとのこと。
確かに我が親ながら嫌味なJJIだわ(-_-;)

そういえば今日が誕生日だった。
代わりにぶりっぶりのとんかつ食べておきましたよお父様。

１週間に及ぶ車での一人旅、無事に家に着いたようです。
お帰りなさい＼(^o^)／
良かった～無事に帰るまでが旅行だものね！

かかりつけの動物病院で育ててもらっている
ちび保護猫ちゃんを抱かせて(というか抱けるサイズじゃない)もらい
嬉しいんだけどあまりの小ささに動揺する父上の手。

お彼岸に実家の墓参りへいったら、墓の名義人が祖父になっているので名義を変えてほしいと墓所から通達があった。
仕事のついでにもちおに父から名義変更の件で電話が来る。

「あの墓はもうやめようと思ってるんだ」
「お墓移すんですか？」
「俺は死んだら散骨してほしい。親父の骨も撒いたらいいと思う」
「え」
「墓石どけて、骨壺抜いてきて」
「え」

スマホを買い替えるくらいのテンションで、墓から骨をとってきて撒けと義理の息子に頼む父。