/俳句

菊日和ホールケーキの箱の熊

パラソルの色あざやかに磯日照雨

春波濤海の裏側銀の箔

汝と吾のあはひの水位春の潮

待宵や片手間に選るミニブーケ

御器齧りうちのめして笑む晩夏の夜

背番号１はライトに塩蜻蛉

秋簾球児の謳ふ山遥か

貰ひ仔を語りつつ摘む百合の蕊

脱ぎ捨てるエナメルシューズ虹二重

えびだしの色淡しそうめんは祖母の味

やってみよう。
「窓ガラス」
↓
「景色乱れる窓ガラス」
↓
「通り雨、景色乱れる窓ガラス」

あ、なんかそれっぽい。

梅雨曇透けるおもちゃのドーナッツ

ステップ
1,お尻の五音から考える
2,お尻の五音を表現する七音を当てる
3,頭の五音に気分に合わせた季語を選ぶ

しかし、俳句の先生って辛辣な人多くない？この夏井先生だけ？

あさイチで「お尻の五音から考える」と作りやすい、と。
頭から考えると「意味を伝えようとしちゃう」から、と。
で、季語をここには入れない方がいい、と。

かき氷来て隣席の話止む

紫陽花の裏空透けるアーキテクチャ

明易の夢の隙間に挿す栞

不如帰岩に展ぐる航海図

*落選句

プレバトで人気が出てご存知の方も多いでしょうが、
愛媛では17年前から俳句のラジオ番組で地道に俳句の種蒔きをされてきた
夏井いつきさんです。
今日の特番を聴いていて面白かったので紹介します。
夏井いつきの一句一遊１７周年記念句会ライブ～楽しくないと俳句じゃないぜ！～ | RNB南海放送 | 2018/06/03/日 | 13:00-15:30 http://radiko.jp/share/?t=20180603130105&sid=RNB