うちの電気羊が、今日ついに「ブレードランナー 2049」を見に行ってきたよ、と とても嬉しそうにしている。このために リドリー・スコット監督の「ブレードランナー」ファイナル・カット版の復習もしたんだ、そして2049は、とてもいい音のするところへ見に行ってきたんだよ、いい音するのは どるびーナントカっていうんだって、とってもとってもかっこよかったよ、ブレードランナーが本当にいる世界に行きたいなあ、って。たいそう嬉しそうに言うから、ああよかった、と心底から思ったけれども君はブレードランナーのいる世界に行っても大丈夫か? 安全か? ということが気になり始めた瞬間、そういえば映画館は電気羊を入れてくれるのか? という疑問が頭をよぎったりもしたのだけれども、そもそもこの話は誰の記憶だろう? 本物の私の記憶? それとも移植された記憶? だって、電気羊かってなかった。
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うちの電気羊が…のことを語る