/もう若くはないと感じるとき

ていうか銀座通りのとあるアパレルブランドの店構え(真っ黒+漏れ聞こえる大音響の音楽+カジュアル服のドアマンがだらっとしたポーズで寄りかかってる)があまりにも下品というか醜悪でこれがよしとされるくらいならわたし老人がいい、と今日思った。
これが銀座じゃなければちっとも気にならないあたりがすごく老人。

はるかに若い方々の年寄りアピールが微笑ましいとき。

カフェへの道順を教えるのに
「元のスウェンセンズの角を曲がってレジュドゥーだったところを道なり上って右に入ったらレバノン料理屋さんのあったところの手前あたり」
ランドマークがみんな無くなって10年は経ってるところばかり。
しかも相手にはその方が通じる。

一番の美形だった先輩の研究業績を知りたくてぐぐったら
もっさりしたおじさんの画像がヒットしたとき

*当時イケメンという言葉はまだなかった

自分を都合良く見せるための嘘とか作り話とか言い訳とかは相変わらずすごい勢いで思いつけるんだけど
それを言い募り続けるためのパワーがみつからなくて結局ざっくり素の自分で勝負しちゃうとき。

平成生まれはこれ知らないよなや昭和に普通にあった物に書き込もうとして
それが昭和末期なのか平成初期なのかいまいちはっきりしないことが多い、と気づいたとき。

FUJIYAMAの年齢制限の上限の方が下限よりずっと近いことに気づいたとき。

勢いで服を着こなせなくなって素材や仕立ての悪さが目立ってしまう。
しっくりくるものを買おうとするとやたら高くつく。