KBS ワールドラジオの日本語番組を聴く方法
ラジオ、PC、スマートフォンで韓国からの日本語放送を受信する方法をまとめてみました。
短波/中波(AM)ラジオ放送
毎日17時から短波の 6155kHz と 7275kHz で一時間の番組を放送し、18時台に 6155kHz、翌日の10時台に 9580kHz、11時台に 11810kHz で再放送しています。2020年10月25日現在。時間と周波数は季節等によって変わることがある。
短波の 12MHz 程度までに対応したラジオ受信機が必要です。短波に対応していてもラジオNIKKEIの周波数に固定されているものでは受信できないので注意。2000円前後のものでも聞くことはできます‥‥
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9月4日放送分の「玄界灘に立つ虹」金曜日の特集は聞き所があった。
Listen Audio Again l 玄海灘に立つ虹 l KBS WORLD Radio
ソウル大学日本研究所の南基正教授による、安倍政権期の日韓関係の振り返りと菅政権?への展望。日本の報道は右から左まで変に視点がそろってしまうことがあるので、やはりこういった解説も聞きたいもの。一面だけを見ていたら物事は分からない。
9月3日「放送の日」特別番組も良かった。
「放送の日」特別企画 <こんにちは、モニカ> l KBS WORLD Radio
「私たちは善良な市民であり、誰に対しても差別することはないのだろうか」
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8月2日放送分の「台湾博物館」が良かった。
台湾博物館(2020-08-02)李登輝・元総統が97歳で死去、台湾と日本で反応に温度差/インタビュー・星友康(続き) - 番組 - Rti 台湾国際放送
前半は李登輝氏の評価について。日本の報道では民主化という部分や親日家という都合の良い人扱いが大勢であるようだけど、変革期の権力者だから当然様々な側面がある。そういった解説。
後半は、この前の二重国籍の話の続き。
7月26日放送分の「K音楽研究所」が面白かった。
番組を担当する申さん、1983年のこと。海外書籍を扱う店の常連となり、日本の雑誌が安いことに疑問を持って、店の人に訊ねてみると、植民地時代から続く、漁師があっと驚く方法で担う密輸ルートがあるという。その話を聞くだけにとどまらず、……色々あって、結果的に「ギンギラギンにさりげなく」を韓国で流行らせることになった。
過去の放送は Listen Audio Again l K-POP INDEX l KBS WORLD Radio で。
7月5日放送分の「台湾博物館」が面白かった。
台湾博物館(2020-07-05)中華民国国籍の取り方とは――星友康 - 番組 - Rti 台湾国際放送
どうすれば、中華民国国籍を取得できるのか。ここには、台湾と日本の二重国籍というものが関わって来る。それは、台湾と日本の現在の関係を物語っている。二重国籍となるから、つまり日本国籍を放棄することができないからこそ、中華民国国籍を取得する人が出てくるという現実がある。そして、そのために、申請しようとする者にとって、非常に分かりにくい状況が生まれている。
台湾(中華民国)法には二重国籍を認める規定があるけど、日本法的には台湾を国として承認していないので二重国籍にならないとか、台湾国籍を取るから日本国籍を放棄させて、と申請すると、わが政府は無国籍者を作らないために拒絶証を発行してくれるとか、そんな話し。
6月28日放送分の「K音楽研究所」が面白かった。
欧米のロック音楽流行に同調した日本と、ロック時代を持てなかった韓国の違いという話し。なるほど、所謂 K-POP は「ロックぽい感じ」が薄いあたりで違いを感じるのかもしれないなと。
過去の放送は KBS WORLD Radio から Listen Audio Again で聴くことができます。
6月25日放送の朝鮮戦争七十年特番が良かった。当時二十一歳で徴兵されたハン・ジュンシクさんの回顧に基づく内容。
ただ近代戦争の悲惨さだけでなく、代理戦争に駆り出されて同族と争わなければならないやるせなさ。朝鮮半島は七世紀末以降かなり安定した地域で、伝統的な民族紛争や宗派対立もないのに、なぜこんなことになったかという深刻な問いが背後にある。
番組はウェブサイトでも聴くことができます。
KBSワールドラジオ「韓国戦争70年特別番組」 戦争の記憶 l KBS WORLD Radio
6月14日放送分「台湾博物館」の韓国瑜市長解職についての解説が良かった。単純化した一面的な見方に待ったをかけての複眼視、こういうのが聴けると国際放送を受信した甲斐があると思う。
番組はウェブサイトでも聴くことができる。
台湾博物館(2020-06-14)国民党所属の韓国瑜・高雄市長、リコールが成立 - 番組 - Rti 台湾国際放送
この早田さんのいつも穏やかながら芯の通った語り口が良いです。