タクシーの中でP氏が「横浜で雹が降ったって」と言ったのでナチュラルに「うひょー」って返したら運転手さんがいきなり咽せた。
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変哲のない日常の会話のことを語る
変哲のない日常の会話のことを語る
P母の通院帰りのタクシーで
運「随分遠くから通院されてるんですね」
Q 「はい」
運「半日がかりになりますよね」
Q「はい」
運「やーわたしもね、病院にかかってるんですよ。循環器内科」
Q 「はあ」
運「心臓やられちゃって、医者は無理だけは絶対にするなと。あ、高速乗っちゃっていいんですよね」
Q 「………」
長距離とわかってわりと上機嫌な運転手さんでありました。
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P「ニューヨークカット(300g)のステーキ、ミディアムで」
Q「わたしも同じのを、すんごいレアで」
店「かなりボリュームのあるステーキになりますがそれぞれのご注文でよろしいですか」
PQ「ぜんぜん大丈夫です」
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ある日
「ただいまーちょっと足洗ってくるね」
「しっぽも忘れず洗ってね」
「えーしっぽなんてないよ洗わないよ」
「やだ何言ってるのしっぽ洗わないなんてありえないー」
「…わかった…しっぽも洗うよ」
「なにうそしっぽとかあるわけ?」
「ひどいー」
別の日
「ただいまーちょっと足洗ってくる。しっぽもね!」
「えーやだーしっぽとかあるわけ?」
「ないないあるわけないじゃん」
「じゃ洗わないの?」
「うん洗わない」
「やだしっぽ洗わない人こっち来ないでー」
「ひどいー」
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「これはこうでああでこうだと思うんだ」
「君の名前は?」
というサンデルごっこ。
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「ステーキひとり400gじゃ大きすぎ? 焼いちゃう?」
「焼きましょう(by孫)」
「ワインもう一本開けちゃったら飲み過ぎかな」
「開けましょう(by孫)」
「おなかいっぱーい。でもアンジェリーナのモンブランあるよ」
「食べましょう(by孫)」
「あしたからウォーキングでもしようか」
「残念。鯨出ちゃった」
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>天ぷらのタネを抜いたもの(具材なしのかき揚げを想像してください)を蕎麦つゆで
ちょっと良さげですね。いただいてみたいです。
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おお。ありがとうございます。
関東に偏った環境で育ったのですが知らないことがいっぱいあるみたい。
うどんといえば子供の頃風邪引いたときに食べたなあとかお蕎麦って大晦日に食べたことあったっけとかそんな感じなので
ひとつお勉強しました笑
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Q「今日わたくしは新しい知見を得た」
P「どんな」
Q「赤いきつねはうどんで緑のたぬきはそばなのだすごいだろ」
P「えええなにいってんのそんなことも知らなかったの常識でしょ」
Q「そ、そうなの?」
P「昔から言うじゃないたぬきうどんにきつねそばって何年生きてるわけ」
Q「…だって知らなかったもん」
P「基本! 教養!!」
なわけで珍しく守勢に回ったQ。ほんとに常識なのこれ?
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ニュース「衰弱しているところを保護された野生のラッコの仔がすっかり元気になったけど野生には戻せないので今後はニューヨークでラッコショーに出演するそうです」
わたくし「強制労働かよ」
P氏「でもニューヨークでしょ」
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「ぎゃあああバラに青虫が早く殺虫剤かけて」
「こんな小さいのに。箸でどけるよ」
「戻ってきたらどうするのよとにかくぶっ殺して」
「なにも殺生しなくたって」
「あなたどっちの味方なのよ裏切ったわね」
「そういう話じゃないでしょ」
「テロリストと交渉する奴はみんなテロリストよ」
「ちょっと待ってよ」
「さてはあなた虫ね? 嫌よすぐ離れて頂戴」
で結局半分泣きながらスプレー片手に自分で戦うと。
孤独だわ。
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「寒いからあったかいお茶飲みたいね」
「あったかいお茶飲みたいけど寒くて動きたくないね」
「今の我々に必要なのはこう、執事的な」
「あるいはメイド的な」
「干支でウマの次ってなんだったっけ」
「シカ。」
「…ちっ」
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「この柿おいしいねえ」
「おいしいね。ところで柿って(丸ごとの実を見せて)皮をむく前はこんな形してるんだよ。知ってた?」
「………い つ も む い て く れ て あ り が と う!!」
「どういたしまして。気にしなくていいからね」
「今『気にしろ』って言ったじゃん!! 」
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録画した「新エアーウルフ復讐篇」を見ていたら、Xファイルにキャンサーマンと呼ばれる腹黒い脇役で出ていた人の若き日の姿があった。
「あ、キャンサーマンだ」
「ほんとだ。昔っから腹黒かったんだー」
そして、とくに視線を合わせることもなくふたり同時に「キャンサーマ〜ン(←レーダーマンの節回し)」と歌い出したのだった
いずれお互いにしか通じない言葉で喋るようになりそうでこわい
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P「頭皮にいいシャンプーを美容院で勧められてさ、使ってみたら髪洗うとき抜ける毛が太くなってきた気がするんだよね」
私「太いのまで抜け始めたんじゃないの?」
本気で絶句させてしまった遠いあの日。いずれ結婚すると知ってたらもっと手加減してたよ(たぶん)
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「晩ご飯はフランソワ作るから」
「鶏肉のフォーね、うん」
トリフォー…が暗黙で通じてしまうのだ
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ふだん使ってるマグカップは旅先のスタバで買ったものでそれぞれ「London」「Scotland」と書いてある。
「コーヒー入ったからロンドンとスコットランド取って」
「あいよ」
というナポレオン的日常。
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定額給付金申請の封書を開けながら
「あれ? ハズレだって。残念だねー封筒はこっちで捨てとくから!」
二人で同時に同じことを言って封筒を奪い合う。