「やっぱり必要やろうか?」
「え?」
「あがん名作は必要やろうかね?」
「どがんこと?」
「あの事件は、本当のことやろ?」
「そう、実際にあった話」
「なんで、わざわざ映画になんかするとやろか?うちなんか、知っとるとに」
「知っとるって?」
「世の中には残酷かことのあるて、うちなんか知っとるやろ?ベトナムとか、ほら昔のユダヤ人の収容所とか、でも、うちは、わざわざ、そがん映画、作らんでもよかて思う、なぜ、映画にせんばいけんとやろか?」
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好きなやりとりのことを語る
好きなやりとりのことを語る
「いちいち そうやってお前はいつも揚げ足を取んだよな、やな性格だぜ」
「アゲヤシじゃねェのか、よく考えてみろよ」
「ケンカ売ってんのかてめェ」
好きなやりとりのことを語る
「君は人生の荒海に乗り出すのであるな?」
「守田君は乗り出さないの?」
「乗り出すべきか、乗り出さざるべきか」
「またそんなこと言って!」とアハハと笑われた。
「伊吹さんだって、『乗り出したくないなあ』と思うこともあるだろ?」
僕がそんな目糞鼻糞虫的なことを呟くと、伊吹さんはべつに馬鹿にすることもなく、ニッコリ笑っていいました。「思う思う思う。でも、『やむを得ぬ!』」