/想像で語るはてなハイツ

名物は館内放送

ハイツとは名ばかりのカプセルホテル状態

大量の不審者が頻繁に訪れるが、鬱陶しい以外は特に害はない。

廊下の突き当りに古びたコルクボードがあり
そこに例えば読書してみたいジャンルとかこれから旅する予定の町の名前とか余った食材とかを書いたメモを貼ると
ボードいっぱいにおすすめの本やお店の名前やレシピのメモが足されていく
あなたはそれに従って読んだり行ったり作ったりしてもいいししなくてもいい
そのコルクボードは「ゆるぼ」と呼ばれている

アンテナが大きすぎて、よくわからないものを受信してしまう。

ニックネームは知ってるのに顔は知らない住人が多数いる。

最近私には見えない住人が増えた

旅館でもないのに百合の間とか薔薇の間とか、ある。

住人同士の小競り合いが始まると、他の住人たちが集まってきて宴会を始める。

通りの向こうには、巨大なツイッターマンションが建っている。

2年前に盗まれた大家さんの自転車はまだ出てこない。

壁は落書きだらけ

どこからともなく2,3年前の回覧板が回ってくる

夜間にチラシ(しかも架空の店)が大量投函される。

管理人に建物の修繕要請を出してもスルーされる

アンテナがついてないけど、各自で何かを受信できるので必要ない

入居者どうしで結婚し、そのまま同居している世帯も少なくない

しかも麺以外のテロも多発している

時折、建付けがすごく重くなることがある。
さらに時折、建物が忽然と消えていて、代わりにコーギーがいたりすることがある。
時間が経つと、コーギーは消えて、何事も無かったかのように建物が復活する。