腹の虫。
九州国立博物館所蔵『針聞書』(戦国期の医学書)より。
「この虫は頭が黒くて体が赤い。この虫が体内にいる時は霍乱(かくらん)を起こす(下痢や嘔吐)。この虫が口から出てきた時に引き抜こうとすると死にそうになり、離せばまた腹の中に戻り肝臓に巻き付く。呉茱ゆ(ごしゅゆ)・車前子(しゃぜんし)・木香(もっこう)で退治できる。」
http://www.kyuhaku.com/pr/collection/collection_info01.html
同館ではその他「腹の虫」がぬいぐるみになって売られているとのこと。
『「腹の虫」の研究』って労作が出版されてて、荒俣さんが朝日で書評してました。