/昭和歌謡大全集

夜明けのうた／岸洋子
　
今日は命日。当日、岸さんの持ち歌を3曲演奏していた自分達。演奏会アンケートで訃報を知らされ、打ち上げで飲み明かした店に入った翌日の朝刊で、それが本当だと知った。もう18年前のこと。
　
膠原病で倒れる前の、声量に恵まれていた頃のオリジナル曲。

時々、クラシック独唱のレパートリーにこれを選ぶソプラノ歌手がいる。けれど、この歌はアルト、しかもクラシックから離れた歌手のもののように思えてならない。初めて聴いたのが、岸洋子のコントラアルトだったからだろうか。
貼るのは雪村いづみ版。こっちがオリジナルかも。ヤマのトラウマ感なら雪村版、締めの陰鬱さなら岸版。
　
「約束」

愛に生き平和に生きる／ピンキーとキラーズ

　
女声合唱曲でしか聴いたことがなかったけれど、あるところにはあるもんですね。
70年代の全民放テレビ「ゆく年くる年」のために書かれた曲。「ゆく年くる年」が、NHKだけでなく、全民放テレビ・全民放ラジオでも統一放送されていた時代、それが昭和。
今でも、うたごえ世代には歌い継がれているようです。

地球は回るよ／トワ・エ・モワ

　
代表曲以外を連投してみる。
こっちは、底抜けに明るくて幸せな曲。ライブ音源に出会えるとは、びっくり！

リンゴの花の下で／トワ・エ・モワ

　
明るくて、優しくて、澄んだ演奏。なのに悲しい。
聴いた後、その感傷にずっとひたっていたくなって、しばらく立ち直れない。
今でも、最初に付き合った女の子のことを思い出します。

甦る明日（岸洋子/1971年）

（↑インライン再生禁止設定なので、YouTube本体へ飛んで下さい）
　
「希望」の大ヒット後、持病の膠原病悪化で倒れた岸洋子。その復帰後初のシングル。彼女が亡くなった当日、ぼくはこの曲とB面曲を、混声合唱で演奏していました。それから20年弱経った今でも、辛いとこの曲を聴きます。