私は、浦島太郎がたまらなくうらやましくなつてしまつた。<了>
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浦島太郎の新しいエンディングを考えるのことを語る
浦島太郎の新しいエンディングを考えるのことを語る
「乙姫様、どうもありがとうございました。私はそろそろ帰ろうかと思います」そう、浦島太郎は切り出した。
「帰るのですか?このままここで暮らしませんか」乙姫が切り返す。
しかし浦島の意は堅い。
浦島太郎の新しいエンディングを考えるのことを語る
医療用品を扱う会社に勤めるフランクは新入りのフレディを怖がらせるため、軍の配送ミスで倉庫に届いた玉手箱が今も会社の地下に安置されているという話をしました。話を信じようとしないフレディに業を煮やしたフランクは、フレディを連れて地下室に向かいました。
倉庫の地下の奥の隅の暗がりに、ホコリにまみれた玉手箱がありました。実在する玉手箱を前にして怖気づいたフレディは、何か漏れ出さないのかい?と恐る恐るフランクに尋ねました。フランクは、なに、軍の技術で作られたタンクだ、問題ないさ、と言って玉手箱を軽く叩きました。その時、玉手箱の隙間からフシューッと煙が漏れだし、煙を浴びた二人は昏倒して意識を失いました。
玉手箱の中で、目を見開き身をよじって蠢くものがありました。それは、かつて浦島太郎であったモノでした。悠久の時を超え、浦島太郎はついに大地への帰還を果たしたのでした。
めでたしめでたし。