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短歌のことを語る

望月の靄あかあかと包まれてある足とめて手で振りはらう

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短冊の「謹呈 訳者」に慄きつ捲る手存外勇ましく

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モルトフォンテーヌの想い出よ、はなづなを編む手がなでる木洩れ日

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あま噛みならいいといったのに薔薇色の紅さしてみた夢のあなた

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鏡面を破砕され尽くすには足らないものを乞い青嵐さる

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上弦の月下弦にする熱をかかえて辷りこみ闇を抱く

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薔薇色とよぶにふさわしき唇にヌルイ雨だけが語りかけ

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薔薇薫りひとに遅れて咲く花のわりないさだめ見守りしひと
幾重にも守られしものあばくのはひかりと熱と勇気と愛も
死にそうに恥ずかしいので隠しているのそこにあるのは秘密の恋
ヴィーナスの花見守るひとの声知らず春いきすぎて梅雨きたる

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一角獣従える徳失いて百花繚乱(みるふるーる)に遊び征く

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洒落じゃなくやばそな返事におののきつオレンジ食べる指濡れて

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だいたいねおれんちこないってさそってもあなたにいつもふられるから

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うそがほんとになるなんてとわらふきみのしたたかさがきらいだぼくは
きらいだとくりかえしきみのきずつくかおをみるぼくのごきげんをわらえ
こんなものしんけんによむきみのたらなさにぼくをうめてあげやうこんや
みそひともじでものいうきもちよさにはいじんになるぼくをあいしてよねえ
いくらでもつづけられるきみとならきみとならねえっていうきみはうたなのさ

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きみだからきみだからとうそをつくぼくがきみをだくよるはうるはし

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くちびるの色より淡いルージュひき生娘のように俯いている

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デコルテとブルゴーニュあけて待つ夜あなたがネックレスつけてくれる

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消息と相聞が歌の本義と嘯く舌二枚綴じて吸う

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まだ泣くな意味のない呻きあげるなら指先で紡げテクストを

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黄金の花房ゆらし待つと茉莉花(まつりか)かけ遊ぶひと攫う

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舌に触れるまでどんなものか知らずただその香のみただよひ惑ふ
月のごとく三角のみこんでおぐらい底に横たわる熱
カロリーだけで生きるわけじゃなしでも足らないとねだるははしたなし