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Tips:ルビ記法:[文字(もじ)]の様に書くと文字もじとふりがなになる。
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鳥のさえずりを人語っぽく表現した「聞きなし」というのがあって、これが素人……というか、一般人には何度聞いてもまったくそうはきこえないものが多くて、ちょっとふざけているのではないかと思ったりする。
「土食って虫食ってしぶーい」だの「サッポロらーめん味噌らーめん」だの。
これが名前になった希な例が、ツクツクボウシらしい。 ミンミンゼミとかもそうか。
虫の声が風流に感じるのは日本人だけらしいけど……そういえば、典型的なのを思い出した! カッコウ!
日本語しか知らない私にはカッコウの鳴き声はカッコウとしか聞こえないけど、童謡「かっこう」はドイツ民謡が原曲なはずだ。
ドイツ語の発音が気になってGoogle翻訳で引いてみたら「コォーコッ」だって。 やっぱりぴんとこないや。

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雨夫さんはトマトジュースが苦手。「『ジュース』って言われたら甘いものを想像しちゃうじゃない……」とのことなので、パプリカパウダーと黒胡椒、オリーブオイルなどをふって「スープです」と言って出してみた。ダメだった。ひとくち飲んで、「……これ、トマトジュース……?」と怪我した子鹿のようにふるえていた。表現くらいではどうにもならないことがありました。

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レモンケーキを食べました。食べながら、パッケージに「ねえ、笑って!」みたいなことが書いてあったことをしみじみ思いました。すっぱかったので笑いはしませんでしたが、おいしかったです。すっぱいのが好きなので。

私は笑えよと強要されるのも気を遣って笑うのもいやな方なので、「笑って」という言葉もそれほど好きではないのですが、つばきファクトリーの「笑って」という曲は好きです。でもこれは指示・命令の「笑って」じゃなく、一人称主語で単純接続の「笑って」で、「笑って、笑って、笑って、笑いつかれたら涙が出そうだ」と続くのでした。

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きのう、Twitter で私が書いた「太宰お寒」という洒落た言い回しが、期待したほど受け容れられなかった事実についてじっくり考えているところです。

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「食べる」
日本語では主語が人間でも動物でも「たべる」、英語では「eat」で同じ語だけど
ドイツ語では人間は「essen」、動物は「fressen」と区別している。
へぇー!なんで?

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お弁当につけている箸のことを夫は「短い箸」と呼ぶ。しかし私の感覚では短くない。細いのだ。今、夫に「なぜあれを『短い』と認識するのか」と尋ねてみたところ、「なんでかね?」ということでした。謎は深まるばかり。

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直接関係ないかもなんだけど、「スーパーなら行っても良い」という表現。他の場所は閉まっているから、家族ぐるみでスーパーに出かけてスーパーが「3密スポット」になっているんだって。
お母さんが子供を置いてスーパーに行けないのはわかる。でもお父さんがいるならさ、なら家で待っていることができるだろう。

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季語や文字数のきまっている俳句や短歌もむずかしいけど
そういう形式のきまっていない詩は冗長にならずまとめるのもむずかしい。

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Twitterで「首相の緊急事態宣言はまるでポエム」とか見るたびに、いや趣味や真剣に詩を作っている人に失礼だろそれと思っていたら文学研究者の方が「詩から研究を始めた者としてポエムなどと呼ぶのは許せない」とツイートしているのを見て私の留飲は下がりました。

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「三密」ではなく「家にいて、換気して、人と離れて」にしてほしかった。「三密」という言葉はすでに仏教の言葉にあるし、省略形だから覚えるのに手間がかかり、しかも「三密(をする)」のではなく「三密(を避ける)」なので、考えるときに最低二手間かかる。「三密」は当初、外に出かける場合を想定していたし、休業補償などを出せない状況では「家にいて」とストレートに言えなかったという事情もあるだろうけど、その辺の事情を今更考えるとむかっとくるし、そして今となっては覚える気もないのですが。

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外務省が「原爆展」から東京電力福島第一原発事故の概要を伝えるパネルを外さなければ後援しないと被団協に要求したそうで、えぐいことよと思います。こうした、過去の捏造につながる現在の否認をせっせと政府が行っているというニュースは、日々目にします。
現政府はよく「未来志向」という言葉を使うのですが、それが過去の捏造と現在の否認につながるということが、この数年でよくわかりました。(おそらく)良かれと思って「未来」や「(強い)意志」を謳い始めたのだろうけど、それが結局、対話の拒否や弱者切り捨てにつながったように見えます。「未来」や「意志」は明るく、きれいな言葉のようだけれども、事実を軽んじることにつながる、危険な言葉だったのだと思います。

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昨日の雨夫さんのお弁当は牛丼だった。
牛丼をつめて、「雨夫さんや、これに七味いるかい?」と尋ねると、彼はお弁当箱をのぞき込み、「まあ! おいしそうよ!」と言った。私は「……で、七味どうする?」と更に尋ね、雨夫さんは「お願いしますわ!」と言った。
今日になって、昨日彼が「おいしそうよ!」と言ったのは、「七味をかけたらおいしそうよ=七味かけてください」という意味であったのかもしれないと気づいた。「七味いるかい?」に対する「おいしそう」という返答ならばそう解釈した方が自然と言えなくもない。私は「今目の前にある牛丼がおいしそう」と言っていると解釈して、「『おいしそう』はいいから、七味をどうするか返答せよ」と迫ったのだった。

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今日知った言葉「わくらば」の意味も知らずに「やはり『春は夜汽車の窓から』はいいねえ」だの「とんかつ食べたく/食べさせてあげたくなるよね」などと言っていた私のなんと多い事か。(森田美由紀によるチコナレーション風)

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(上の二篇は「わくらば」には入ってないよ!)

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わくらば


二枚目のはわくらばって呼んでいいんだろうか。木全体がこういう感じになっていて、この木にとってはこの状態がこの時期普通なのかも。

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仕事相手から急な仕事の依頼があり、「あれっ? ほかならぬあなたからお預かりしているものが同じ日程でして、できないことないかもしれないけど……いやっ、やっぱりできない、今回ばかりは無理」というようなことを社会性が保たれた文体でお返事申し上げたところ、先方から「ですよね〜!(原文ママ)」というメールが届き、何がどうというわけでもないのですが、ちょっと本格的に休憩を入れようかなという気持ちになりました。

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石野卓球はツイッターで無関係な人に「(瀧の件で)謝罪しろ」とか言われるときっちり応戦し、相手がびっくりして当該投稿を削除しようものなら、そんな覚悟で俺にとびかかってきたのか! とまたさらに追いかけるという、そういう行為を日々繰り返しておられるのですが、さっき見たら、「卓球さん、二重でいいなあ」という素朴なコメントがついていて、それに対して「年とったら自然にこうなるよ」とごく普通に返事をし、相手が、じゃ、それ楽しみに待ってます! みたいなことを言う、というまるで人の子のようなやりとりをしていてびっくり&おかしかった……という話を夫にしましたら、
「事情も、おもしろいポイントも全然わからないんだけど」
と言われまして、いやあ、感動を伝えるって大変だなあと思いました。

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人がひとり死んじゃうの。まず、ひとり、死ぬ、ってのがおおごとなの。冥界からスーツ着た死者使者がやってきて、「私警護します」「私弁護します」「あなた予定通り亡くなったので、これから地獄で裁判です。裁判で無罪が確定すれば生まれ変われます」って言われて「えっ、えっ」ってびっくりしているうちに地獄に到着しちゃうの。で、この人は他人を助けて亡くなったので「貴人」てことで、裁判で無罪になる可能性が高いってんで使者たちは最初のんびりしてるんだけど、実際は罪も犯しているし、後悔もあるの。人間だもの。まずこれが、ミステリのひとつめ。ここに、この人の弟が実はっ……てミステリと、使者たちの過去がぐ〜〜んとからんでからんで話が進んで、私、ずっと泣いていたの。
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