(寒い日だけど扇風機)
(雨の日だけど洗濯物)
朝も過ぎゆく薄暗がり
雲が泣く 洗濯機が回る
回った後は干さねばならぬ
乾く為には空間(そら)が要る
今太陽と熱はお前のためにない
(ただ遠くどこかで発電が)
細い廊下に揺れるハンガー
重みに堪える突っ張り棒
床を踏みしめあらわれる
お前はお前は扇風機
湿気と安定を奪え
風を起こせ!
(ヂャッヂャチャラ♪チャラッチャラッ)
今太陽と熱はお前のためにない
(ただ遠くどこかで発電が)
首を振れ 省エネ 自然風モード
風を 風を起こせ 扇風機
声がきれいすぎて 人としてだめそう きみがくちにする
洞窟へつれられたカナリヤがいること おもいもせずに
きみのまわりだけすんだくうきのなかでずっといきをしてる
見えるものを放り捨て 見えないものを見ずに ころがっていく
ぼくはひとつずつひろっておく いつかなげつけるために
きみとあるいてると すきやきらいをたべる いきものになっていくよ
警告のなげきのかわりに こいのうたをうたってやれたなら
洞窟の中見えないまま 聞こえることばをおもしろがって
きみがそばへちかよってくるのをしっている
きっと
いきもつけないような きたいにまかれて じょうずにねむるよ
きょーうはー やくそく しめきり の日だったー
おーぼえてたよ けいたいの画面に書いてたよ!
だーけど わすれてーいたよー
じぶんの 筆が お・そ・い・こと!
しめきり とつぶやけばー のーばして! とこころが応えるよー
だーけど やくそく ときづいてみりゃー
うぎゃあ ごめんすみません こころに堪えるよー!
せめていまから がんばります 宣誓にかえて
Haiku! おして ハイクのがめんとじーるよー
わたしのあしもと 重力除いて
地を浮く体の 力を除いて
ふれるものなし 肌と舌さよなら
この星除いて 上と下さよなら
空気を除いて 耳と鼻さよなら
光を除いて お目々さよなら
言葉除いて記憶除いて
……闇を除いて
何か残るかな
何かわかるかな
ほこり なんですぐつもるの おととい読んだ本の上にも
もうちょっと滞空時間長くしてよ アレルギーはあきらめてるから
ほこり なんでそんなにたまるの カーテン向こうの窓枠
あなたが私の過去の皮膚じゃないこと 祈るわ
けっこうどたばたしてるのに 止まったまま
慣性の法則はたらいてるのね
空気は動いてるはずなのに 飛ばされない
引力よね引力 好きなどうしだけが引き合うものでもないしね
掃除をすればいいのわかってるわ 私が掃除整頓苦手なこともね
シートワイパーの上にほこり なぜ? 世話ねぇよ
ほこり なんでそんなとこいるの 毎日使ってる化粧水の…[全文を見る]