空見上げ 思いを馳せる 幼子の
瞳に映る 星の五月雨
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短歌のことを語る
短歌のことを語る
沈みゆく 月が朝日に かき消され
替わりに浮かぶ あなたの笑顔
短歌のことを語る
静く夜 部屋に漏れ出す 音はただ
ノイズ混じりの ラジオの音色
短歌のことを語る
三日月の 膨れ行く度 想いを馳せる
再び君に 出会うその日を
短歌のことを語る
闇の中 冷たき雨の 通り道
降りし雫は いつの涙か
短歌のことを語る
咳き込んで 目尻に浮かぶ 水玉に
浮かぶ景色は 滲んで歪む
短歌のことを語る
君想い 夢にまどろむ 意志の中
今日の夢には 君の居ぬまま
短歌のことを語る
沈みゆく 月に向かいて 空染まる
青く成りゆく 今日が始まる
短歌のことを語る
歌を詠み 花を見上げる 春の日に
透いて見えるは 君が笑顔か
短歌のことを語る
桜舞う 掲げし板を 仰ぎ見る
こぼれし笑みは 桜に染まる
短歌のことを語る
風運ぶ 梅の花弁の ひとひらを
同じ運ぶは 春の息吹か
短歌のことを語る
にゃあと鳴き そうっと擦り寄る 鼻先に
すうっと差し出す 指は餌でなく
短歌のことを語る
風運ぶ 桃の香りに 振り向けば
遠く聞こえる 囃子の音色
短歌のことを語る
波弾け 岩に染みゆく 潮の香は
揺らめく風の 気ままなままに
短歌のことを語る
咲き乱れ 風にたゆたう 山桜
散りゆく様も 潔きかな
短歌のことを語る
窓際に そっと寄り添う 桜の木
お前の知りし 人はもうなく
短歌のことを語る
月白み 光灯りし 朝霞み
棚引く雲は また昇りゆく
短歌のことを語る
夕闇の 下に沈みし 日の光
そこに光るは 宵の明星
短歌のことを語る
まだ遠い 夏の兆しの 来ぬ春よ
桜咲く間に 月が流るる
短歌のことを語る
迷い人
見知らぬ街の
分かれ道
曲がった先に
思いをはせて