(中略)南至投馬国水行二十日(中略)南至邪馬壱国女王之所都水行十日陸行一月
南、投馬国に至る、水行二十日。…南、邪馬臺国、女王の都する所に至る、水行十日陸行一月。
…目的地に大体いつも決まった時間で着くと思うのは、交通機関が発達した現代人の感覚であって、ここの日数を距離に換算するのは無理である。もし水害にでも遭えば長く足止めを喰らうこともありそうに思う。道を急いだとは限らないので、他にいろいろな事情で長引くこともあったろう。なお「水行」には海だけでなく川の通行も含まれうる。近世でも川は移動や運輸に活用されていた。ここの記述は畿内説の有利にはならない。
魏志倭人伝のことを語る
