伊原さんの、就任当時の「渡辺さんに足りなかったところをしっかり補強すれば盤石だ」という考え自体は、間違ってはいないと思いました。問題は、選手が心の底からそれを信じていたかどうか。無駄にアツかった渡辺光山体制と比べると、今年の伊原袴田体制は、評論家とフロントが指揮をとっているのでは、という錯覚を覚えることもありました。
低迷の最大の原因は、伊原さん自身以上に、十分な外国人対策をできる原資がいまの西武グループにない(最大株主を黙らせるには、ライオンズの法人単独黒字が必須だから)ことだと思っています。だって、ヘルマンにもサファテにも逃げられて、獲った3選手のうち2人はファームでさえチャンスがないだなんて……。その証拠に、レイノルズひとりで0勝5敗。
十字架を背負わせるには気の毒な存在です。正直言って残念。
