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なかえ ゆうのことを語る

[reply何とか]
幼稚園、特に私立の園に対して、何を求めてどこに出願するのかは、なかなか難しい問題かも。
親御さんが納得して、お子さんが喜んで通う……少なくとも嫌がらなければ、それでいい、っていえばそうなんだけど……。うちの経験を。

転勤前の前住地で、上の子の幼稚園を選んだ時の記憶。
前住地では、市立幼稚園は、小学校との連携を重視して、学区の子は無条件で入園できる、という運用をしていた。一方で、市立は1年または2年保育なので、3年保育を希望する保護者には私立しかない。その分、私立の園、特に年小クラスでは、思い切って市立や他の園との差別化に徹していた。万一合わなければ、年中からは市立に移ってもらえばいいのだから。
上の子が3歳になるちょっと前から、プレ保育を使っていくつかの幼稚園に行ってみた。国語教育に全振りした園・日本舞踊に力を入れる保育所併設幼稚園(こども園には移行せず)・体育系総合私学の付属幼稚園……結局、最後の園のプレ保育に定着し、満3歳クラスの正課保育の開講と同時にそちらに移行した。決定打は、カミさんも俺も運動が苦手なこと。勉強は教えられるけど、スポーツは無理。
ここは、まあとにかく本格的に色々体験させる園で、高校の温水プールで一年中水泳教室をしたり、年長組の音楽会の演奏が小学校並だったり……という中で、得意と苦手を意識させ、自己の達成心と他者への尊敬を育てよう、という、まさにスポーツ万歳な園だった。一方で、発達が追いつかなくて体験が重荷になったり、得意が見つからずに園を楽しめない子には、容赦なく市立への転園勧告を突きつける、という、まさに市立あってのとんがった園だった。
娘は4月生まれで、同級生の中で一番月齢が高かったこともあり、それらの行事をちゃんと楽しんで、お姉さん風を吹かせるくらいになっていた。

……というところで東京転勤が決まり、年小クラスへの進級を断念した。主担任だった(あさゆりさん似の)おばちゃん先生は、娘が、年小クラスから入園する子たちを引っ張ってくれることを期待していたようで、転勤での退園を惜しんでくれた。園長に、新しい園探しのポイントをアドバイスしてもらったら、「この子ならどんなタイプの園でも大丈夫。園生活が途切れることが最大の不幸だから、タイプにこだわらずに、入れてくれる園に飛び込みなさい。」と励ましてくれた。

で、先に転勤が解けた同僚の伝手で、駆け込みで入園させてもらった、東京の私立幼稚園。ここは、とにかくひとりひとりの特性をしっかり捉えるのに心血を注ぐ園で、大行事(運動会、お遊戯会など)にはあくまで日常の円生活の延長線として取り組ませるところだった。娘のお姉さん風がこじれないよう、あるべき方向に伸ばしてくれたのも、3歳児検診で障害児センターのケア対象になった息子の発達のスイッチを入れてくれたのも、この園の方針だと思っている。もちろん不満がないわけじゃないけど、これでよかったのだと思う。

ので、俺の仕事の都合で、何度も子どもの幼稚園を変えたくないのだ。だから単身赴任で行くよ!